柔道

特集:パリオリンピック・パラリンピック

パラリンピックの柔道日本女子で初 57キロ級(弱視)広瀬順子が金

朝日新聞社の連載「慎吾とゆくパラロード」で香取慎吾さんと対談した広瀬順子(左、撮影・柴田悠貴)

 パリ・パラリンピック第10日の6日、柔道女子57キロ級(弱視)で広瀬順子(33)=SMBC日興証券=が、この競技の日本女子初の金メダルを獲得した。決勝でウズベキスタンの選手と対戦し、体落としで一本勝ちした。

柔道の瀬戸勇次郎が金メダル 弱視の男子73キロ級 パラリンピック

 1990年生まれ、山口県出身。小学5年の時、柔道を扱った少女漫画の主人公に憧れて競技を始めた。高校時代は全国高校総体にも出場した。

 大学1年だった19歳の時、血管の病気を患った影響で弱視になった。一時競技を離れたが、大学3年の時に視覚障害者柔道で競技に復帰した。

 2015年には、90キロ級元日本代表の悠(はるか)さん(45)と結婚。夫婦そろって出場した16年リオデジャネイロ大会では日本女子初の銅メダルに輝いた。21年東京大会は3位決定戦で敗退。今大会ではコーチとなった悠さんにも支えられ、頂点に立った。

【朝日新聞社の連載】慎吾とゆくパラロード

=朝日新聞デジタル2024年09月07日掲載

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