UNIVAS AWARDS2024-25が決定 3人が文部科学大臣賞を受賞

各部門で最優秀賞を受賞したアスリートたち

学業、競技の両面で優秀な成績を残した大学生アスリートやスタッフたちをたたえる「UNIVAS AWARDS 2024-25」の表彰式が3日、東京都内であった。さまざまな観点から大学スポーツ全体の活性化につなげようとするもので、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)が実施。この日は合計12部門が表彰され、その中から「パラアスリート・オブ・ザ・イヤー」「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」「マン・オブ・ザ・イヤー」で最優秀賞を受賞した3人に文部科学大臣賞も贈られた。

パラアスリート・オブ・ザ・イヤーは岐阜協立大・近藤さん

パラアスリート・オブ・ザ・イヤーを受賞した岐阜協立大学水泳部近藤薫さん(3年)は、スポーツ医科学と技術分析を活用して日本新記録を樹立し、教員免許の取得も目指しているという。壇上に上がった近藤さんは「パラ水泳を通じて、たくさんの人に支えてもらい、色々な挑戦ができたと思っています。これからも、もっと自分にしかできない挑戦を続けていきたいです」と話していた。

パラアスリート・オブ・ザ・イヤーの最優秀賞を獲得した岐阜協立大学の近藤薫さん

ウーマン・オブ・ザ・イヤーは中京大・神野さん

ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞した中京大学水泳部の神野ゆめさん(4年)は、100人を超える水泳部で女子主将を務めた。日本学生選手権で女子総合2位に入ったほか、国体チームや世界選手権でも主将になるなど、リーダーシップを発揮して活躍したことが評価された。神野さんは、「幼い頃からの夢はオリンピック選手になること。これからは、2028年のオリンピックロサンゼルス大会の出場を目指し、夢をかなえられるよう精いっぱい頑張っていきます」と喜びを語った。

ウーマン・オブ・ザ・イヤーの最優秀賞を獲得した中京大学の神野ゆめさん

マン・オブ・ザ・イヤーは帝京大・今﨑さん

マン・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、帝京大学硬式野球部の今﨑圭秦さん(4年)。主将としてチームをまとめ、7年ぶりのリーグ優勝を成し遂げ、全日本大学野球選手権大会でもベスト8に進出。清掃活動や小学生への野球指導など、地域貢献にも取り組んだ点も評価された。「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったのでうれしいです。野球は個人で戦うのではないと思うので、この賞をいただいたのは、本当に色々な方のおかげだと思っています」と語った。

マン・オブ・ザ・イヤーに輝いた帝京大学の今﨑圭秦さん

この日は表彰式のほか、スペシャルコンテンツとして、ゲストとして招かれたウルフ・アロンさん、宮脇花綸さん、土井レミイ杏利さんの3人と、神野さん、今﨑さん、近藤さんによるトークセッションも開かれた。

各部門の最優秀賞

各部門の最優秀賞は、以下の通り。

マン・オブ・ザ・イヤー 今﨑圭秦(帝京大学硬式野球部4年)
ウーマン・オブ・ザ・イヤー 神野 ゆめ(中京大学水泳部4年)
パラアスリート・オブ・ザ・イヤー 近藤 薫(岐阜協立大学水泳部3年)
ルーキー・オブ・ザ・イヤー 前田 凛(環太平洋大学女子柔道部1年)
              松下 知之(東洋大学水泳部1年)
サポーティングスタッフ・オブ・ザ・イヤー 小林 暖弥(名城大学應援團吹奏楽部3年)
コーチ・オブ・ザ・イヤー 柳川美麿(育英大学レスリング部)
デュアルキャリア形成支援優秀取組賞 愛知大学スポーツ支援センター
安全安心環境構築優秀取組賞 新潟医療福祉大学
大学スポーツプロモート優秀取組賞 関西学院大学競技スポーツ局
大学スポーツ組織運営優秀取組賞 順天堂大学スポーツ推進支援センター
アルムナイ・アウォード 三屋裕子
スポーツ庁長官賞 順天堂大学スポーツ推進支援センター

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