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アメフト 関学エースRBの覚悟

アメフト 関学エースRBの覚悟
「僕がこのチームを勝たせます」エースRBの山口はそう何度も言った

関西学生リーグ1部第1節

8月25日@エキスポフラッシュフィールド

関西学院大(1勝) 31-7 近畿大(1敗)

この春、思いもよらぬ形で注目を集めた関学が近大を下した。6度の反則があったり、攻撃ライン(OL)5人のコンビネーションが不十分でもたついたりした中、試合を決めたのはエースRBの山口祐介(4年、横浜栄)だった。

来年は自分がチームを勝たせる

10回のランで104yd、2TD。第2Qに入ってすぐ、鋭いステップでタックルをかわすと、左サイドを伸びやかに駆け抜ける。圧巻の58yd独走TDだった。

試合後、山口は厳しい表情で言った。「練習からラインズの完成度が低くて、試合でもそのまま出ました。今日はたまたま個人技で走れたけど、この先の相手にそういう訳にはいかないんで。僕がしっかり伝えて、ラインズを成長させます。僕がこのチームを勝たせます」。僕が勝たせる。この夜、何度も山口は言った。

昨年12月の甲子園ボウル。17-23で日大に負けた試合後、山口が号泣していた。喜びも悲しみも含め、彼が人前で感情をあらわにするのを、初めて見た。あの日のことを聞いた。

「一度負けた立命に勝って甲子園に出て、チーム全体が次のライスボウルのことを考えてしまった。油断がありました。いままでであんなに悔しかったことはなくて、あのときに『来年は自分がチームを勝たせる』って強く思いました」。失意の甲子園で、エースの覚悟を決めたのだ。

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山口はこの日、相手のタックルを外して58ydの独走TD

この春の一件で、日大が甲子園ボウルに出てくることはなくなった。「ほんと言うと、日大にやり返したかった。でもあくまで目標は社会人を倒して日本一なんで、どこが来ようが勝ちにいくだけです。その前に、ほんまにもっとオフェンスをもり立てていかな、と思ってます。現状やと厳しいです」

横浜から関学へやってきて、年々増えてきた関西弁。関学の34番山口祐介、集大成のシーズンが始まった。

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