バレー

特集:全日本バレー大学選手権2018

バレーインカレ 男子はこのチームに注目!

早稲田大は今大会6度目の優勝と学生4冠を狙う

11月27日に第71回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会ミキプルーンスーパーカレッジバレー2018が開幕する。注目のシード校4チームを紹介する。

優勝大本命は早大

大会2連覇を狙う早稲田大は今シーズン、関東春、秋リーグ、東日本インカレの3冠を達成。主将の藤中優斗(4年、宇部商)を中心に安定したレシーブが早大の強みの一つだ。セッターの小林光輝(4年、創造学園)にAパスで返り、多彩な攻撃につながる。小林のセットアップはリズムがあり、どこに上げるか予想がつかない。スパイカー陣も豊富だ。OP(オポジット)のサウスポー、宮浦健人(2年、鎮西)を中心に高さのある選手がそろう。

悲願の優勝へ、筑波大

秋のリーグ戦最終日まで早大と優勝争いを演じた筑波大には、アジアカップメンバーに選ばれた主将の樋口祐希(4年、県立高崎)や全日本でも活躍した小澤宙輝(3年、甲府工)を筆頭に、経験豊富なメンバーがそろう。セッターとアタッカー陣の身長は全員180cm以上と高身長。相手スパイカーに高い壁となって立ちふさがる。また、リベロの髙橋結人(3年、福井工大福井)はムードメーカーとしてもチームに勢いをもたす。今シーズンは優勝争いに絡みながら、あと一歩でタイトルを逃してきた。その悔しさを最後のインカレにぶつける。

今シーズン、タイトルに恵まれなかった筑波大の雪辱なるか

ダークホース日体大

早大は昨年の東日本インカレ準決勝で中大に負けて以降、大学生相手の公式戦で連戦連勝だったが、今年の秋リーグで日体大に土をつけられた。主将、高梨健太(4年、山形城北)のパワフルなスパイクは観る者を魅了する。重さ、高さ、速さのあるジャンプサーブも得意なプレーだ。秋リーグで敢闘選手賞に選ばれた西村信(2年、高川学園)は身長が177cmと小柄ながら、持ち前の跳躍力と広い視野で相手コートの穴を確実に狙い打つ。

日体大は伝統の白ハチマキが目印

明治を引っ張る唯一の4年生

明治大は劣勢からでもフルセットに持ち込み、最後まで粘り強さを発揮できるチーム。レギュラーに下級生が多い中、唯一の4年生が主将の小川智大(川崎橘)だ。リベロとして堅い守りをする一方で、相手フォーメーションの欠点を探り、隙あらばしかける。彼の視野の広さと冷静な判断がチームに勢いをもたらす。三輪大将(1年、高川学園)のブロックの上から打ち下ろすクイックにも注目したい。秋リーグでは名のある上級生をおさえてスパイク賞を獲得した。コートに立てない4年生の分まで、チーム一丸となって日本一を目指す。

シード校4校以外にも、関西秋リーグ失セット0の完全勝利を成し遂げた近畿大や、東海リーグで創部以来初優勝を飾った岐阜経済大など、多士済々のインカレ。4年生にとっては最後の頂点を目指す戦いだ。一球一球に込めるその思いを見届けたい。(全日本大学バレーボール連盟)

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