陸上・駅伝

法大4年の坂東、初クロカンで有終V

坂東は大勢のお客さんとハイタッチ(撮影・松永早弥香)

陸上の日本選手権クロスカントリーは2月23日、福岡市海の中道海浜公園で開催され、男子(10km)は法政大学の坂東悠汰(4年、津名)が29分36秒で初優勝した。4秒差の2位に田村和希(住友電工)が、3位には田村の弟の友佑(黒崎播磨)が入った。4位は早稲田大学1年の中谷雄飛(なかや、佐久長聖)。今年の箱根駅伝のMVPに輝いた東海大学の小松陽平(3年、東海大四)が5位で続き、2017年大会を制した東海大の鬼塚翔太(3年、大牟田)は6位だった。箱根駅伝で2区の日本人最高記録を持つ順天堂大学の塩尻和也(4年、伊勢崎清明)は中盤までレースを引っ張ったが、14位に終わった。

女子(8km)は田中が優勝

女子(8km)は昨夏のU20世界選手権3000m金メダルの田中希実(ND28AC=同志社大学1年)が26分43秒で優勝。名城大学1年の高松智美ムセンビが3位に入った。

男子優勝・坂東悠汰のコメント

「塩尻についていってラスト勝負かなと思ってたんですけど、思ったより自分の体が動いてたのと、彼があんまり動きがよさそうじゃなかったので、勝負かなと思って前に出ました。一度(田村和希に)追いつかれてからも、弱気にならずにしっかりペースを維持できました。ラストスパートに自信を持ってるので、最後までトップにいればいけると思いました。箱根で法政の本ユニ(フォーム)は最後だと思って、今日はサブユニで走ったんですけど、この結果になるんだったら本ユニで走ればよかった。ちょっと心残りです(苦笑)」

坂東はこの日、サブユニフォームで走った

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