陸上・駅伝

春の高校日本一に男子・世羅、女子・仙台育英 伊那駅伝

力強い表情で優勝のゴールテープをきる、世羅のアンカー増田優斗

春の高校日本一を決める伊那駅伝が3月24日、長野県伊那市で開催された。6区間42.195kmで争われた男子は、世羅(広島)が最終6区での逆転により、2時間10分58秒で参加109チームの頂点に立った。世羅の優勝は4年ぶり3度目。12秒差の2位には仙台育英(宮城)、3位には学法石川(福島)、4位には洛南(京都)、5位には埼玉栄(埼玉)、6位には3連覇のかかっていた地元長野の佐久長聖、7位には秋田工業(秋田)、8位には藤沢翔陵(神奈川)が入った。

仙台育英のアンカー小海遥は右手の人さし指を突き上げるようにして、トップでゴール

5区間21.0975kmで競った女子には59チームが出場。仙台育英が1時間10分48秒で初優勝した。3区でトップに立ち、リードを広げた。1分29秒差の2位は立命館宇治(京都)、3位は成田(千葉)、4位は錦城学園(東京)、5位は順天(東京)、6位は連覇を狙った地元長野の長野東、7位は前回48位の健大高崎(群馬)、8位は大阪薫英女学院(大阪)だった。

男子優勝・世羅のアンカー増木祐斗の話

「初めてのアンカーだったんですけど、逆転できて、最低限の結果は出せたと思います。監督の岩本先生が4月から実業団の監督になるので、絶対に優勝したかった。岩本先生にはレース前に『好きに走れ』と言ってもらいました。そのおかげで力が出ました」

女子優勝・仙台育英の4区区間賞・木村梨七の話

「この冬は伊那で優勝するというのを目標にやってきたので、よかったです。中盤の伸びが欠けてしまったんですけど、ラストの下りでしっかり切り替えられました。たすきを渡して、後ろを見たとき『あ、結構離したな』って思いました」

仙台育英の優勝メンバー5人が喜びをかみしめた

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