大学陸上

伊那駅伝・女子、仙台育英の初V決定づけた木村梨七

初優勝に喜ぶ木村梨七(後列中央)ら仙台育英のメンバーたち

女子第35回春の高校伊那駅伝2019

3月24日@長野・伊那市陸上競技場を発着点とする5区間21.0975km
1位 仙台育英(清水萌、柳川愛絵、エスタ・ムソニ、木村梨七、小海遥) 1時間10分48秒

春の高校駅伝日本一を決める伊那駅伝が3月24日、長野県伊那市であった。第35回を迎え、59チームが参加した女子のレースは5区間21.0975kmで争われ、仙台育英(宮城)が1時間10分48秒で初優勝を飾った。2位には立命館宇治(京都)が1時間12分17秒で、3位には成田(千葉)が1時間12分18秒でそれぞれ入った。

伊那駅伝の女子には59チームが参加した

2位に1分14秒まで広げ「あ、結構離せたな」

中盤までは立命館宇治がレースを引っ張った。仙台育英は20秒遅れの2位でたすきを受けた3区のエスタ・ムソニ(2年)が逆転。逆に21秒差をつけて4区の木村梨七(2年)へ。3月16日のアジアユース選手権(香港)女子3000mで優勝した木村が区間賞の走りで1分14秒差まで広げると、アンカーの小海遥(1年)が右手の人さし指を伊那の青空に突き上げ、初優勝のゴールテープを切った。

優勝を決定づけた木村は「冬はずっと伊那で優勝するのを目標にやってきたので、よかったです」と笑った。アジアユース選手権があったこともあり、最近は3000mの練習を繰り返してきたという。中盤の伸びがなく、この日は4.7kmの4区を走るにあたり、釜石慶太監督からは「最初は速く入って、中盤を粘って、最後にもう一回切り替えよう」と言われていた。「やっぱり中盤が伸びなかったんですけど、ラストの下りでしっかり切り替えられたのはよかったです」と木村。2位に21秒差のトップでたすきを受けたときは「あんまり差がないな」と思ったそうだが、たすきを渡して後ろを見たときは「あ、結構離せたな」と感じたそうだ。たしかに立命館宇治との差は1分14秒にまで広がっていた。これで決まった。

初優勝のゴールテープを切った仙台育英の小海

木村は1年生だった2017年の全国高校駅伝でアンカーを任され、23年ぶり3度目の優勝を決めるゴールテープを切った。昨年は都大路で1区を託され、区間7位だった。
この日のレース後、釜石監督には「最初の突っ込みが甘い」と言われたという。国際舞台も踏んでいる木村への期待の大きさがうかがえる。最後のインターハイや都大路でどんな輝きを見せてくれるのか、楽しみだ。

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