陸上・駅伝

連載:M高史の陸上まるかじり

女子駅伝もアツいんです!!

M高史(手前中央左)とポップライン萩原さん(同右)とで、東洋大にお邪魔したとき(撮影・松永貴允)
箱根の情報戦を制するために

いつも男子の駅伝について話してきましたが、今回は女子駅伝について語ってみたいと思います。

ガチで走って笑顔でインタビュー

大学の女子駅伝といえば、10月に仙台で開催される全日本大学女子駅伝と、年末に富士山の麓を駆ける富士山女子駅伝があります。ちなみに今年の富士山女子駅伝は12月30日です。この2つの駅伝で頂点に立つことを目指し、女子も母校の襷(たすき)をつなぐのです。そこにはもちろん、男子にも負けないアツいドラマがあります。

僕は今年6月、「大学女子駅伝応援プロジェクト」という企画を立ち上げました。ポップライン萩原さん(設楽悠太選手のそっくり芸人)とM高史が中心となり、各大学へ取材にうかがってます。選手のみなさん、マネージャーさん、監督さんにインタビューさせていただいたり、実際に練習にも参加させていただいたりしてます。インタビュアーもガチで練習に参加させていただくという、ちょっと斬新なスタイルです(笑)。頑張ってるみなさんの真剣な姿はもちろん、インタビューでリラックスしたみなさんの素顔も動画やブログを通じて伝えさせてもらってます!

一緒に走ることで選手たちとの距離も近くなります(撮影・松永貴允)

ジュニア世代や未来のアスリートたちに「大学に行っても競技を続けたい」「大学女子駅伝って面白そう」と思っていただきたいし、たくさんの市民ランナーのみなさんにも興味を持っていただいて、応援していただけたらうれしいな……。そんな想いを込めてプロジェクトを進めています。いまは関東の大学が中心ですが、今後は全国の大学にもうかがいたいと計画してます。関係者のみなさま、いつでもご連絡お待ちしております(笑)。

女子力の高さにビックリ!

取材にうかがう際は、事前にアンケートに記入していただくようお願いしてます。駒大で男子に囲まれてマネージャーをしていた僕にとって、女子選手たちのアンケートは新鮮でした! 幼いころの習いごとがピアノ、エレクトーン、合唱といった音楽系であったり、趣味がネイル、ウィンドウショッピング、洗顔料集め、アサイーボウルの食べくらべだったり、男子選手のアンケートでは見たことのないワードが並びます(笑)。中には好きな食べ物が「もつ煮」という意外性のある選手も(笑)。昼食にお弁当を作って持っていくという選手も多くて、競技力だけでなく女子力の高さにも驚かされました!

近年、新たに女子駅伝を強化する大学も増えてきました。今年、全日本大学女子駅伝初出場を果たした拓殖大は創部3年目。関東では亜細亜大、帝京科学大といった大学は今年から強化を始めたため、1年生だけのチームでした。僕たちが取材にうかがった大学の中では、東京農業大、東洋大が来週の富士山女子駅伝に出場します。

取材では男子からは出てこないであろう言葉も飛び出し、僕にとっては新鮮です(撮影・松永貴允)

さて、年末の富士山女子駅伝です。7区間43.4kmという編成。高低差172mという起伏に富んだコースなので、トラックの持ちタイムが速い選手に加え、ロードやクロスカントリーが得意な選手が力を出すでしょう。以下が各区間の距離です。

1区 4.1km
2区 6.8km
3区 3.3km
4区 4.4km
5区 10.5km
6区 6.0km
7区 8.3km

箱根駅伝に向けて少しずつ盛り上がりのムードが漂ってきましたが、ぜひ富士山女子駅伝の応援もよろしくお願いします!

箱根の運営管理車の秘密、教えちゃいます

M高史の陸上まるかじり

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