陸上

連載:M高史の駅伝まるかじり

駒大の後輩に給水してきました!!

駒大の後輩に給水してきました!!
M高史です。駒大時代のジャージで今年も給水員をさせてもらいました!

箱根駅伝は東海大が初の総合優勝! 5連覇を目指していた青山学院大は往路6位から復路で巻き返して総合2位。往路を制した東洋大は総合3位。僕の母校である駒澤大はというと、往路4位、復路4位、総合も4位でした。

今回も母校の給水員と現地タイム係としてサポートさせていただきました。現地タイム係は以前の「箱根の情報戦を制するために」でも触れましたので、今回は給水員についてお話させていただきます。

箱根はOB、OGもお手伝い

箱根を主催する関東学連は、給水員は一地点につき一人、各チームの部員または各チームが許可した大学関係者と定めてます。僕は前回大会に引き続き、4区の10km地点と8区の15km地点で給水員をさせていただきました。

僕のほかにも何人かのOBが給水員を担当しました。マネージャー出身ですと、高野善輝さん(現・富士通陸上競技部競歩コーチ)や渡邉聡さん(現・駒澤大学高校教員)です。富士通は今年元旦のニューイヤー駅伝で4位でしたし、渡邉先生が指導する駒大高校は昨年末、初の全国高校駅伝出場を果たしました。お二人とも駒大時代のマネージャー経験を生かし、指導者として活躍されてます。

例年、駒大の部員は40~45人(マネージャー含む)程度です。箱根を走るのが10人、補欠が6人、各区間の付き添いと給水員、関東学連の補助員、運営管理車、競技者バス係などに加え、現地タイム係や寮待機などもあって、現役の部員だけでは足りません。そのため、毎年OB、OGがお手伝いに駆けつけるのです。

50mの間に給水と情報伝達

では給水員は何をするのか。まず、指定された時刻までに給水地点に集合します。選手の通過予定時刻の約1時間前です。そして、日本体育大の給水員から、水、スポーツドリンク、ビブスが配られます。水とスポーツドリンクは主催者が指定した500mlのペットボトルです。ボトルの中身を変えるのは禁止ですが、量は減らせます。選手が走りながら飲みやすいよう、各大学の給水員はペットボトルの中身を半分くらいにまで減らして準備します。

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給水ポイントにはたくさんの観客も押し寄せます

給水の準備をしたあとは、ストレッチやもも上げなどをして体の準備もしておきます。選手は1km3分前後のペースで駆け抜けますので、とくにOBたちはけがをしないよう、念入りに準備します(笑)。

レース中はチーム内で共有しているサポートメンバーのグループLINEでこまめに情報が入ってきますし、携帯電話で中継映像も見られます。給水予定時刻の15~20分前になると、運営管理車に乗っている主務から電話があり、監督からの指示を受けます。給水を渡して並走できるのは50m以内と決まってますので、必要な情報を短く分かりやすく選手に伝えます。

レースの状況によって、伝える情報は変わります。前後を走るチームとのタイム差や、区間賞が狙える、あるいは区間上位のペースで走れていること、または過去に走った先輩の通過タイムよりもいいペースを守れている、などなど。「男だろ!! 」は大八木弘明監督の専売特許ですので、さすがに僕は言えません(笑)。

選手が近づいてくると、独特の緊張感が湧いてきます。絶対に失敗できないので、自分のステージよりも緊張します(笑)。少し手前の横断歩道や距離表示の看板などの目印で前のチームとの差を計測し、給水しながらタイム差を伝えます。

今回は事前にマネージャーから連絡を受けたとおり、「スポーツドリンク→水」の順番で渡しました。給水を終えるとすぐに運営管理車が通るので、車が通る一瞬の間に、大八木監督と主務にその場で計測したタイム差を口頭で伝えます。終了後はビブスを担当大学に返却し、次に自分の担当する地点あるいはフィニッシュ地点へ移動します。

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給水しながら選手に素早く情報を伝え、選手を励まします

今回も4区と8区を走らせていただきました。競技者としては箱根を走れませんでしたが、卒業して何年も経ってから給水員として選手と同じコースを走らせてもらったことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

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