陸上・駅伝

連載:M高史の陸上まるかじり

富士山女子駅伝を追いかけました!

M高史です。ポップライン萩原さんとランパン・ランシャツで行ってきました!! (撮影・松永貴允)
箱根駅伝が終わったら、次の一歩です

ちょっと間が開いちゃいましたが、1230日にあった富士山女子駅伝を初めて観戦した際の話をお届けします!! 僕は去年の6月に「大学女子駅伝応援プロジェクト」を勝手に立ち上げ、設楽悠太選手そっくり芸人のポップライン萩原さんとともに大学の女子駅伝チームを取材・応援させていただいてきたんです。

ロケーションが最高

富士山女子駅伝は14.1km26.8km33.3km44.4km510.5km66.0km78.3kmの総距離43.4kmです。なるべく多くの区間で応援したいと考えて、コースマップとにらめっこ()。その結果、「電車移動は難しい」「距離の短いスピード駅伝だけに移動もスピード勝負」「車移動の場合は交通規制を迂回して目的地を目指す」の3点から、1区、2区、5区とフィニッシュでの応援を計画しました。

1区は距離は短くても、レースの流れをつくる重要な区間です。その1区は周回コースで、2区も初めは1区と同じコースを走ります。つまり1区と2区は移動せずに応援するのも可能です。2区は6.8km3番目に距離が長いのですが、高低差98mの下りもあるスピード区間。5区は最長の10.5kmあって、各校のエースがしのぎを削ります。アンカーの7区は高低差169mを駆け上る、難しい区間になります。 

立命館大学には6連覇がかかってました(撮影・松永貴允)

ちなみに富士山女子駅伝にチームとして出場する条件は「10月の全日本大学女子駅伝で12位以内」「出場決定チームを除く、7人の5000mタイムの合計上位8校」となってます。5000mの記録はその年の41日~122日までに出したものに限られますので、全日本で12位までに入れなかったチームは、その後の期限内の記録会でタイムを狙います。富士山女子駅伝は起伏に富んだ区間もあるため、トラックの5000mにピークを合わせつつ上り下りへの対策もしなければなりません。こうなると、タフさも求められます。

そんな富士山女子駅伝ですが、ロケーションが最高です!  スタート地点の富士宮市の富士山本宮浅間神社は富士山の麓。雄大にそびえる雪化粧した富士山が、びっくりするくらいきれいです!! 

富士山が本当に近く感じられます。美しい!! (撮影・松永貴允)

一方で駿河湾も近く、天気によっては冷たい風が吹いたり冷え込んだり。かと思えば急に気温が上がることもあるようです。応援する際は着脱しやすい服装がいいかと思われます。ただこの日は、僕とポップライン萩原さんがランパン、ランシャツ姿で過ごしても心地いいと感じるほどの温かさで、選手のみなさんにとっては少し暑さを感じるくらいの気候だったのではないでしょうか。

 チーム発の情報に味わいあり

いよいよ1区の選手たちがスタート。一気に集団が通過します。1区は長方形のようにぐるっと回って戻ってくるので、その場で待機していれば2区の選手も応援できます。

2区の選手たちが駆け抜けると、近くの駐車場に停めていた車へ戻り、規制解除とともに5区へ移動。選手は1km310秒前後のペースでどんどん進む一方で、車は信号や渋滞でたびたび足止め。3区、4区には追いつけないのです。それでも5区では予定通り、しっかり応援できました!  5区のあとは7区で上りに挑む選手たちを応援したいところでしたが、それではフィニッシュに間に合いません。5区で応援したあとは、そのままフィニッシュの富士総合運動公園陸上競技場へ向かいました。

選手たちを全力で応援。元主務の血が騒ぎました(撮影・松永貴允)

僕はインターネットで情報を集めて応援の準備をしました。大会公式サイトをチェックしましたが、各大学の陸上部や駅伝部の公式ブログ、TwitterInstagramも見逃せません!  試合の予定や結果はもちろん、大会に向けての意気込み、卒業生や関係者からの差し入れ、合宿の様子などが紹介されており、観戦を一味も二味も深めてくれます。

立命館大は今回の富士山女子駅伝に6連覇がかかってましたが、3位でした。名城大が大会新で初優勝を飾りました。そうした勝った負けたも大事ですけど、昨年はポップライン萩原さんと各大学へ取材に伺ったほかにも関東インカレ、全日本インカレ、関東大学女子駅伝も観戦していたこともあり、「この選手がきたか! 」と感慨深かったです。富士山女子駅伝は、その年度の大学女子駅伝最後の大会。いまは新チームに移行し、次のシーズンへ向けて力を蓄え始めています。2019年のシーズンも大学女子駅伝から目が離せませんよ!!

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M高史の陸上まるかじり

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