大学陸上・駅伝

同志社陸上部100代目主将が語る「結果より大事なこと」

専門種目の競歩で奮闘する持田

今年で創部100周年を迎えた同志社大学陸上競技部。150人を超す部員たちをまとめるのは、100代目主将の持田顕人(あきと、3年、千種)だ。

「自分で考えた4年間」が大事

競歩を専門とする持田は誰よりも熱くチームと向き合う。大所帯ゆえ、トップダウンで物事を決めた方がスムーズだ。だが、彼の考えは違う。「大学の4年間でどれだけ結果を残しても、何十年も競技を続けるわけじゃない。結果よりも『自分で考えた4年間』をすごすことが大事です。誰かに押しつけられたやり方でいい成績を残すよりも、自分で考え抜いた方法で失敗する方が価値があると思うんです」

新体制になった当初、チーム内は混沌としていた。部員にアンケート調査をした。その中には首脳陣をはじめとした個人への批判、さらには人間関係への悩みを打ち明けるものもあった。持田は「悪口がすごかった。『どろどろしてる。やばいな』と思った」と振り返る。それでも最近は回答内容が変わってきたという。マイナス面の改善策やポジティブな意見も挙がり、「少しはチームとしてよくなったのかなと思います」と、手応えを感じている。

何よりも団結力を重視

持田が主将として大事にするのが団結力だ。陸上はほとんどが個人競技。当然、取り組む種目もさまざまだ。だからこそ、思った。「チームとしてやる意味をみんなに見出してもらって、このチームだから強くなれたんだと思わせないと」。そこで、年2回の合宿で学年や種目の壁を越えたコミュニケーションの場を設定。その結果、「チーム」の意識をより高められた。

2カ月後に控えた関西インカレに向けて強化を進める

関西インカレを2カ月後に控えたいま、チームは完成形に近づきつつある。部員たちとは確かな信頼関係を築いた。あとはいい雰囲気を保つだけ。持田は言う。「試合が近づいてくると、みんなプレッシャーを感じて陸上を楽しむ前に結果に目が行きがちになる。楽しまなきゃ、絶対にいい結果は出ません」。チームとして最高の結果が出せるよう、持田は奔走し続ける。

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