派手な演出に大声援、青学バスケ初のホームゲーム
青山学院大学が大学スポーツをイベントとして演出し、観戦や応援経験を一気に引き上げるために「アイビーグリーンマッチ」を2日間に渡って開催した。4月4日夜は東京・青山学院記念館で男子バスケットボール部が明治大学と対戦。新入生を中心に多くの学生が観客席に集まり、ハリセンをたたいて応援した。大きな後押しを受けた青学が76-66で明治を下した。
華やかな演出に「やべえな」
試合直前、青学のスターティングラインナップ発表になると会場の照明が落とされ、「おおおおーっ」と地鳴りのような歓声がわいた。スポットライトの中を先発メンバーが一人ずつ登場。場内はグリーンのライトがグルグル。青学の選手たちは「アメリカって毎試合こんな感じなんだろうな」「やべえな」と言い合っていたという。
試合が始まると、観客席のあちこちに立ったバトントワリング部の女子が応援をリード。大歓声の中、第1クオーター終盤から青学が明治を突き放しにかかった。
第1と第2、第3と第4クオーターの合間には、コートを使って新入生対抗のゲームがあり、プロの場内アナウンスで大いに盛り上げた。
選手も興奮「飛ばしすぎました」
試合後、青学主将の納見悠仁(4年、明成)は「思ったより演出がすごかったです。初めてなんで、結構緊張しました。やっぱり知ってる顔が応援席にいると、頑張ろうと思います。こういうチャンスを与えて下さって感謝してますし、今日で『いいな』と思った人は、春のトーナメントにも応援に来てほしいです」と話した。
攻守に躍動した赤穂(あかほ)雷太(3年、市立船橋)は「ホームゲームっていうのが大学に入って初めての試みでした。これだけ応援されるとテンションも上がります。こういう経験は大切だなと思いました。今後もやっていただけるのなら、ありがたいです。ぜひやってほしいです。今日は前半飛ばしすぎて、後半は足が止まってしまいました」と言って笑った。(高橋憲治、篠原大輔)