野球

初戦上々も投打に課題、駒大勝ち点ゲットならず

悔しげな表情を浮かべる選手たち。長いシーズンはまだ始まったばかりだ(撮影・中川達夫)

東都大学リーグ1部 第1週

4月8、9、11日@神宮球場
1回戦 駒澤大4-2亜細亜大、2回戦 駒大0-1亜大、3回戦 駒大3-4亜大

駒澤大のオープン戦22試合での失点は計145。1試合で約6点以上失っている計算になる。そう考えると、亜細亜大との春季リーグ初戦の滑り出しは上々だった。

打線が奮起し、勢いのつく初戦白星

亜細亜大学との1回戦。2回裏に2点の先制を許したが、4回表から駒大打線が奮起した。1死から若林楽人(3年、駒大苫小牧)の本塁打で1点を返し、続く5回表には2死から二打席連続の四球と盗塁で走者は一、三塁に。そこから林琢真(1年、東邦)が逆転の2点適時打を放ち、流れを引き寄せた。

1年生ながらリーグ初戦に先発出場を果たした林。「最初は緊張でガチガチだった」と話したが、守備につくことで徐々に緊張がほぐれ、そんな矢先に出た一打だったという。そんな1年生の活躍に応えるかのように、6回表には先頭打者が出塁すると犠打や適時打でさらに1点を追加。9回裏には、この回から登板した小川良憲(4年、近江)が2死満塁のピンチを抱えたが、最後は三塁横のライナーを平野英丸(ひでまろ、4年、静岡)の好捕。ゲームセットだ。

オープン戦では投打ともに多く課題が見受けられていたが、そんなチームの影は感じられない試合展開。大倉孝一監督も「緊張感のあるいい試合だった」と振り返る。勝ち点獲得に向け、チームを勢いづける初戦白星となった。

開幕戦でソロ本塁打を放った若林(撮影・中川達夫)

投打のかみ合わなかった2回戦

勝ち点獲得をかけた2回戦。先発の竹本祐瑛(ひろあき、4年、八戸西)が6回表に初めて四球を許すと、そこから1点を先制される。この1点が、駒大にとって遠い1点だった。
竹本の後にマウンドに上がった上野翔太郎(4年、中京大中京)から、前日と同じく最終回に登板した小川への継投で追加点は許さなかったが、打線は好投に応えられない。
4回1死一、二塁、7回無死二塁、8回2死二塁と好機をつくったが、後続を絶たれ援護はできなかった。最終回にも2死から平野、新田旬希(2年、市立呉)の連打で一、三塁としたが、菅力也(4年、崇徳)が三振に倒れた。決着は3戦目へと見送られた。

あと1本出ず、14四死球に泣いた3回戦

雨天順延となり、中1日空いての3回戦。打線は1回に相手の失策で先頭打者の緒方理貢(3年、京都外大西)が出塁すると、若林の適時打で1点を先制。2回は満塁のチャンスをつくるが、あと1本が出ず無得点。8回に追いつき、再び勝ち越された9回にも敵失が絡んで追いついた。しかし突き放せない。大倉監督は「もう少し粘り強く攻めたかった」と嘆いた。

投げてはこの日も先発の竹本が4回に右前安打を浴びると、盗塁と失策などで1点を許す。続いて継投した山本寛太(2年、松山商業)、小川、上野は四球を連発。最終回には四球、申告敬遠、四球で満塁。最後も四球でサヨナラ負けを喫した。駒大投手陣の四死球は14にのぼった。

初戦の勢いで勝ち点獲得へと臨んだが、投打ともに課題を突きつけられた第1週となった。主将の鈴木大智(4年、関東一)は3回戦について「チャンスで1本が出る強さがあれば」と悔やみ、「ムダな四球とランナーが多かった」と振り返る。2番手で登板した山本は「ピンチで焦った。ピンチで焦る前に修正できる能力をつけたい」と前を向いた。

リーグ戦を通じて修正できるかどうかが、今後の鍵を握る。

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