1部復帰の中大、エース大久保の躍動で2連勝
関東リーグの第2節で中央大は専修大を2-0で下した。法政大との今シーズン初戦で2得点したFW大久保智明(3年、東京ヴェルディユース)は、この試合でも会場を沸かせた。
大久保が2試合連続ゴール
中大は1-0で迎えた前半43分、FW加藤陸次樹(4年、サンフレッチェ広島ユース)のパスを受けた大久保が、カットインから強烈なシュートを決めて2-0。専大の反撃をかわし、開幕2連勝を飾った。2試合連続ゴールの大久保は言う。「今年のチームでは点を取るのが仕事なので、これを普通にしていきたい。最低でも1試合1ゴールはとりたいです」。FWとしての責任感と、手にした自信がにじんだ。
中大は今年、3年ぶりに1部で戦っている。大久保は昨年との違いをこう指摘する。「やはり簡単には勝たせてくれない。去年に比べて総力戦になると感じてます」。中大にとっては、昨年の主軸でこの春にプロ入りしたFW大橋祐紀(湘南ベルマーレ)やDF渡辺剛(FC東京)らが抜けたダメージも大きい。だからこそ今年はチームプレーがより重要になる。
早くもルーキー台頭
新チームでは早くもルーキーが台頭している。DF荒木遼太(興國)だ。「試合に出させてもらえているのは、ありがたいです。この先も試合に出続けるにはどうすべきかを、いま一番考えてます」と荒木。開幕から2試合続けて先発した男の語り口には、大物の風格がある。今後の目標を尋ねると、「個人としては、もっと結果につながるプレーを増やしたいです。チームはいい流れで来ているので、さらにレベルアップして勝ち点を積み上げたいです」と話した。
1部で好スタートを切った中大。大学サッカー界のトップリーグで躍動するチームの戦いぶりから今後も目が離せない。