野球

明大40度目の優勝へ!! プロ注目のエース森下が引っ張る

最速154kmの明大エース森下

勝負の春が始まる。明大はチームスローガンに「猪突猛進~All for win~」を掲げ、40度目のリーグ優勝を狙う。今年度は投手の森下暢仁(4年、大分商)が主将に就いた。最速154kmの右の本格派。今秋のドラフト上位指名候補に挙がる男が、チームを引っ張る。

明大の開幕カードの相手は立教大。第1週の慶大戦では連敗で勝ち点を落とした立大だが、決して侮れない。白熱した戦いが予想される明立戦。しっかり勝ち切って好スタートを切りたい。

立大の強力打線への対応がカギ

立大打線は開幕カード2試合でチーム打率2割1分5厘と低調だった。その中で気を吐いたのは3安打を放った柴田颯(1年、札幌第一)と藤野隼太(4年、川越東)の2人だ。柴田は入学1カ月で3番サードに座るスーパールーキー。中学時代には小樽リトルシニアでU-15(15歳以下)日本代表に選ばれ、札幌第一高でも1年生の夏からレギュラーをつかんだ。慶大1回戦では無安打に終わったが、2回戦で3安打。リーグ戦初安打が三塁打で打点を挙げたあたりに、スター性も感じさせる。藤野は強肩強打の捕手。最も打撃成績のよかった2年生の秋には、打率3割8分6厘、4本塁打をマークした。昨秋は打率1割台と不調だったが、最終学年となる今年はしっかりと調子を上げてきた。主将として3シーズンぶりの優勝を狙うチームの先頭に立つ。中軸での起用が予想されるこの2人を抑えられるかどうかが、明大にとって勝敗のカギを握る。

主将でもある森下は、1981年以来の春の日本一まで引っ張っていけるか

立大の投手陣は柱は何と言ってもエースで左の田中誠也(4年、大阪桐蔭)。昨年、日本代表に選ばれた田中は第1試合の先発が濃厚。緩急の差を使った投球には要注意だ。ほかにも下手投げの中川颯(3年、桐光学園)や、右の本格派の手塚周(4年、福島)らが控える。明大打線はリーグ戦の規定打席に到達したことのある打者がわずかに1人と、経験の少なさが懸念される。早めに先制点を奪い、楽に試合を進めたいところだ。

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