バレー

50年ぶりの関西制覇へ、関学バレーは進化し続ける

関学はリーグ第3戦を終えて2勝1敗とした

関西大学リーグ1部 第3週

4月14日@立命館大学いばらきキャンパス
関西学院大(2勝1敗) 3-1 大阪体育大(3敗)

主将でL(リベロ)の中川礼生(4年、市立尼崎)が率いる関学バレーボール部男子にとって、最初のリーグ戦が始まった。50年ぶりの関西制覇を目指す新チームは、まだまだ進化の途中だ。

2回生の樫本が救世主に

4月13日、関学は天理大に逆転負けを喫した。悪い流れを断ち切ろうと迎えた、翌日の大体大とのリーグ第3戦。第1セットはWS(ウィングスパイカー)瀧川侑真 (1年、清風)とOP(オポジット)岸本滉平(3年、同)を中心に得点を重ねた。2521で危なげなくセットを先取。だが第2セットは序盤から大体大にペースを握られ、1-1とされてしまう。

第3セットはシーソーゲームが続く中、関学にミスが重なり4連続得点を奪われた。ここで関学に希望の光が差した。交代選手としてWS樫本悠希(2年、関西学院)がコートへ。1本目はシャットアウトされたが、へこたれない。「いつもなら、あきらめてたかもしれない」と主将の中川が振り返った場面で、がぜん、樫本の鋭いスパイクが冴えた。この2回生に引っ張られ、チームに勢いが出た。このセットを25-21で奪うと、第4セットも集中力が途絶えることはなく、3-1でリーグ戦2勝目を手にした。ヒーローに躍り出た樫本に、中川主将は「本当によく頑張ってくれた」とにっこり。大きな1勝を手にした。

一時は大体大に1-1と追いつかれたが、2回生樫本の活躍で突き放した

堅実なバレーを磨くしかない

大体大から白星をもぎとったが、今後も勝っていくには守備力の向上が不可欠だ。昨年度に正確なサーブレシーブでチームを支えたサイドの2人は引退。現在は新1年生2人がサイドを務めるが、「キャッチが返らない」という課題が浮き彫りになった。また、キャッチの不安定さから、岸本にトスを上げるシーンが増えた。「2段トスを打ち切ってもらおうと思ったら、滉平(岸本)に上げたくはなるけど…。セッターの星川航輝(3年、市立尼崎)には頑張ってほしい」と中川。セッターへの負担は増えた。だが、エースに頼り切りではこの先、勝利への道は開けない。

 目の前の1点をつかむため、やることは変わらない。「堅実に、拾ってつなぐ自分たちのバレーを展開する」。主将は口酸っぱく言い続けた。春季リーグ戦は始まったばかり。一歩ずつ、関学らしく。進化し続ける。

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