陸上・駅伝

立命館のエース今井崇人、悔しさ残る関西インカレ5000m

今井はプレッシャーから調子を崩し、思うような走りができなかった

第96回関西学生陸上競技対校選手権 男子1部5000m決勝

5月18日@西京極総合運動公園陸上競技場
4位 今井崇人 14分22秒32

立命館のエース今井崇人(4年、宝塚北)は、昨年の全日本インカレ男子10000mで日本人2位に入った。さらなる高みを目指す第一歩として、関西インカレの5000mに臨んだ。
今井は調子を落としていた。プレッシャーがあった。不安なまま関西インカレに突入した。序盤は集団を引っ張るシーンもあったが、後半にスパートをかけられず、4位に終わった。

上と下からのプレッシャーに苦しんで

今井は大会前から感じていたプレッシャーについて、こう語った。「自分より実力が上の石井(優樹4年、関西学院大4年、布施)に勝たなければならないプレッシャーと、実力的に下の選手には負けられないという気持ちがありました」。レースの最初からキツくなることが増え、この大会では最後のスパートで差すしかないと考えていた。しかし、今井自身が序盤にスローペースで引っ張ってしまったことで、後続の選手に余裕を持たせてしまった。当初計算していたスパートが、思うように決まらなかった。

4年間の集大成を見せるために。今井のリベンジはここからだ

今井の課題は明確だ。最初からハイペースで押し切る力を磨くこと。さらなる記録の向上には、これが必要不可欠になる。この力がつけば、今井はもっと魅力的な選手になれる。悔しい結果とはなったが、今シーズンの目標ははっきりと定まっている。「駅伝で区間賞、10000mで関西新記録を出すことです」。今井は4年間の集大成として、さらなる驚きを私達に届けてくれるはずだ。

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