大学陸上・駅伝

特集:第98回関東学生陸上競技対校選手権

青学キャプテン鈴木「背負ってたもの下ろせた」 17位でも笑顔

本来の走りではなく、苦しそうな表情を見せる鈴木

第98回関東学生陸上競技対抗選手権 男子2部10000m決勝

5月23日@相模原ギオンスタジアム
17位 鈴木塁人(青山学院大4年)30分9秒25

季節はずれの暑さとなった陸上の関東インカレ1日目。西陽がまだきつい午後5時15分、男子2部10000m決勝のレースがスタートした。青学のキャプテン・鈴木塁人(たかと)は積極的にレースをすすめ、外国人留学生の先頭集団に食らいついたが、徐々に後退。17位でゴールし、タイムは30分9秒と自己ベストにはは程遠かった。

いけるところまでいこう

さぞ落ち込んでいるだろうと思ったが、意外にも鈴木は明るい表情で取材陣の前に立った。レースプラン通りかとの質問には「そうですね。『いけるところまでいこう』と思ってたので。もう少しいけるかなと思ってたんですけど、スタミナの部分で不安があって。暑さに対しても不安をぬぐいきれないままスタートラインに立ってしまいました。そしたら案の定って感じで、しょうがないかなって」

序盤は留学生が引っ張る先頭集団に食らいついた

聞けば、ニュージーランドに留学中の吉田圭太(3年、世羅)と神林勇太(3年、九州学院)のところに行って、一緒に練習していたという。南半球のニュージーランドは季節が日本と逆。こちらに戻ってきて間がなく、この暑さに対応しきれなかった。

より増したキャプテンとしての自覚

キャプテンに就任してから、やはりチームのことを考えることが増え、「自分のことだけを考えて、のびのび走ってた去年までとは違う」という。「でも今回1本走って、背負ってたものを下ろせたんじゃないかなと思います。(26日)の5000mにも出るんですけど、関東インカレを走れなかった人もたくさんいるので、そういった人たちにも少しでもいい形で還元できるようにしていきたいです」。やはり、自然とチーム全体のことが口をついて出てくる。キャプテンの自覚がより増しているようだ。

強い先輩が抜け、各々のレベルアップが求められる

明るい表情ですね? との質問には「こんなので落ち込んでたら、ちょっとアレなんで。前向きにっていうのがチームカラーでもあるし、僕のいいところでもあるんで」と、さらりと言った。「5000までに調整してしっかり、青学3人でいい走りしていきたいです」。心が少し身軽になった鈴木がどんな走りをするのか、注目したい。

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