関東インカレ2部ハーフ 國學院大・土方が競り勝って初V
関東インカレ最終日の競技は、男子2部ハーフマラソンから始まった。競技場内を約4周すると、青山学院大の竹石尚人(4年、鶴崎工)と帝京大の小森稜太(4年、いなべ総合学園)らを先頭にした大きな集団が、1周1.58kmの周回コースへ。12周する中で徐々に集団がばらけ、トップ争いは國學院大の土方英和(ひじかた、4年、埼玉栄)と駒澤大の山下一貴(いちたか、4年、瓊浦)の二人に絞られた。競技場に戻って最後の300m、土方が山下を振り切り、大きなガッツポーズでゴールに飛び込んだ。國學院大勢が男子2部ハーフマラソンを制したのは初めて。
プレッシャーのある中で勝てた
土方英和の話
「とにかく優勝しか考えてなかったです。予想通りのスローペースだったので、どこで仕掛けるかは自分の感覚でいこうと思ってました。意外とみんな余力があったので、早い段階で引き離そうと思いました。ただ、最後のトラックに入ってから逃げ切れる体力はなかったので、(山下に)一度追いつかれてから、もう一回、冷静にラストスパートで勝とうと思いました。自分が思う以上にまわりからの期待もあって、プレッシャーも感じてましたけど、そこでいい結果を出せたので、次に進むいいきっかけになりました。新チームになったときに、箱根駅伝での具体的な目標として「往路優勝」と「総合3位」を掲げましたので、しっかりチーム一丸になって頑張っていきたいです。個人的には2024年と28年のオリンピックにマラソンで出たいと思ってます。そこに向けて走っていきたいです」