陸上・駅伝

特集:第98回関東学生陸上競技対校選手権

関東インカレ2部ハーフ 國學院大・土方が競り勝って初V

駒澤大・山下とのラストスパートに勝ち、國學院大・土方が優勝(撮影・北川直樹)

第98回関東学生陸上競技対校選手権 男子2部ハーフマラソン

5月26日@相模原ギオンスタジアム/女子美術大学周回コース
1位 土方英和(國學院大4年) 1時間5分18秒
2位 山下一貴(駒澤大4年) 1時間5分21秒
3位 佐々木守(上武大4年) 1時間5分25秒

関東インカレ最終日の競技は、男子2部ハーフマラソンから始まった。競技場内を約4周すると、青山学院大の竹石尚人(4年、鶴崎工)と帝京大の小森稜太(4年、いなべ総合学園)らを先頭にした大きな集団が、1周1.58kmの周回コースへ。12周する中で徐々に集団がばらけ、トップ争いは國學院大の土方英和(ひじかた、4年、埼玉栄)と駒澤大の山下一貴(いちたか、4年、瓊浦)の二人に絞られた。競技場に戻って最後の300m、土方が山下を振り切り、大きなガッツポーズでゴールに飛び込んだ。國學院大勢が男子2部ハーフマラソンを制したのは初めて。

レースはお互いを牽制しながらのスローペースで進んだ(撮影・藤井みさ)

プレッシャーのある中で勝てた

土方英和の話
「とにかく優勝しか考えてなかったです。予想通りのスローペースだったので、どこで仕掛けるかは自分の感覚でいこうと思ってました。意外とみんな余力があったので、早い段階で引き離そうと思いました。ただ、最後のトラックに入ってから逃げ切れる体力はなかったので、(山下に)一度追いつかれてから、もう一回、冷静にラストスパートで勝とうと思いました。自分が思う以上にまわりからの期待もあって、プレッシャーも感じてましたけど、そこでいい結果を出せたので、次に進むいいきっかけになりました。新チームになったときに、箱根駅伝での具体的な目標として「往路優勝」と「総合3位」を掲げましたので、しっかりチーム一丸になって頑張っていきたいです。個人的には2024年と28年のオリンピックにマラソンで出たいと思ってます。そこに向けて走っていきたいです」

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