フロリダ大学のサニブラウンが100m9秒97の日本新記録

陸上の全米大学選手権が6月7日（日本時間8日）、アメリカのテキサス州オースティンであり、男子100m決勝で、サニブラウン･ハキーム（20）＝米フロリダ大＝が9秒97（追い風0.8m）で３位に入り、桐生祥秀（23）＝日本生命＝が東洋大学４年だった2017年9月9日の全日本インカレで出した9秒98の日本記録を0秒01更新した。

200mは日本歴代2位の好タイム

サニブラウンは5日（同6日）の準決勝で、追い風2.4ｍの参考記録ながら9秒96をマーク。トップと0秒004差の全体２番目のタイムで、決勝に進んでいた。5月11日にはアーカンソー州での大会で、自己ベストとなる9秒99をたたき出していた。
また、100mの約45分後に走った男子200m決勝では、日本歴代2位の20秒08（追い風0.8m）で3位に入った。

サニブラウンはガーナ人の父と日本人の母を持ち、城西高校（東京）からフロリダ大学に進んだ。

記録はいつか破られるもの

桐生祥秀の話（所属事務所を通じて出されたコメント）
「記録はいつか破られるものですし、僕も自己記録である日本記録の更新を目指してきました。次はチャレンジャーとしてハキーム君の日本記録に挑戦していきます。ハキーム君、日本記録おめでとう。日本選手権で一緒に走れるのを楽しみにしています」