空手

帝京大空手道部の絶対的エース中野壮一朗、あこがれの4冠達成へ主将道をゆく

帝京の絶対的エース中野は、大学空手界をけん引する存在でもある

帝京大学空手道部は11月の全日本大学選手権(団体)で、11年ぶりの4冠を狙う。男子の主将を務める中野壮一朗(4年、浪速)は、組手の絶対的エースである。

全日本学生選手権(個人)で大会初の4冠

中野は5月の関東学生選手権(個人)で優勝、6月の全日本学生選手権(個人)でも優勝と、エースらしい結果を積み重ねてきた。帝京大は女子組手、男子形、女子形それぞれの部門で優勝を果たし、関東学生選手権で4冠、全日本学生選手権でも大会史上初の4冠の快挙を成し遂げた。中野は「前期の一つの目標であった全日本で優勝できてよかった。大会史上初の4冠を自分たちの代で達成できてよかったです」と言って笑みを浮かべた。

中野(左)は間合いを見て、攻めるチャンスをうかがう

全日本の準決勝ではチームメイトの土屋遼将(4年、日本航空)を4-1で破り、続く決勝では持ち味の攻撃力を活かし近畿大の立花彪貴(3年、神戸第一)に6-0で勝利。圧倒的な強さを見せつけた。関東学生では駒澤大の鈴木舜士(3年、拓大紅陵)との決勝に5-0の大差で勝った。中野は「プレッシャーはありましたけど、自分はプレッシャーに負けるようなタイプではないです。日ごろの練習の成果を出すだけだと思って試合に臨みました」と話した。

ラストイヤー、悲願達成へ「真向勝負」

大学空手界を代表する選手となった中野だが、昨年は結果が出ず苦しんだ。2年生のときに世界ジュニア選手権で優勝し、ほかの大会でもいい結果の出ていた中野は昨年を振り返り「少し天狗になってたせいで、去年はたくさん悔しい思いをしました。とくに海外の試合で思うような結果が出せず、このままではダメだと思って、取り組み方を考え直していった結果がいまにつながってます」と語った。

ポイントを取り、吠える。この姿がまた何度も見られるだろう

全日本団体の4冠制覇にあこがれ、中野は帝京大の門を叩いた。「主将として周りを巻き込んで、全員で目標に向かって稽古していきます。チーム力をもっと高めていきたいです」と語った。中野の強い統率力で率いられた今年のチームへの期待は高い。残るは10月の関東学生選手権(団体)と11月の全日本大学選手権(団体)。チーム、そして自身の悲願達成のため、「真向勝負」が始まる。

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