「トンナマ」で出会えたラグビーに、心から感謝です
お〜い! ラグビー始まるよ~!
T・R・Y・トライ!×3
T~R~Y〜しんやです!よろしくお願いします!!
初めまして。ラグビー大好き芸人、しんやと申します。
このたび、僭越(せんえつ)ながら4years.のラグビー応援団長をさせていただくことになりました。
芸歴1年目の若手芸人、29歳です
「えっ、誰なん?」
そんな声が聞こえてきそうなので、まずは自己紹介をさせてもらいたいと思います。
僕は吉本興業所属、芸歴1年目の若手芸人です。29歳です。
まだまだ無名の僕が、なぜこのようなコラムを執筆することになったのか?
僕なりに大きな要因が二つあると考えています。
まず一つ目は中高大の10年間ラグビーをしており、大学は大学選手権で前人未到の9連覇を達成した帝京大学のラグビー部だったということ。
二つ目は吉本の養成所「NSC」の卒業イベント「NSC大ライブOSAKA2019」で、129組の頂点となり首席で卒業したことも大きな要因ではないでしょうか。
ベスト8で漫才を披露するコンビが多い中、僕は予選から決勝までラグビーネタのみで勝負し、見事に優勝したのであります!
ちなみに冒頭の「お〜い!ラグビー始まるよ~!」は、いつも舞台に登場する時の掛け声だったんですね〜。
以上二つの要因から、4years.編集部では「ラグビー応援団長はしんやしかいない!」となったのではないでしょうか。(笑)
めちゃめちゃしんどい「トンナマ」
僕の通っていた大阪市立東生野中学校、通称「トンナマ」のラグビー部は強くて練習がしんどいことで有名でした。
「トンナマでラグビーをしてたら、その後の人生は楽」というウワサがあったほどです。
中学に上がるまでサッカー、バスケなどいろいろと経験し、どれも長続きしなかった僕が中学から始めたのがラグビーだったのです。
体験入部のときに、先輩たちから「初めてなのにうまいなぁ」「体大きくて強いなぁ」とベタ褒め。気分をよくした僕は浮かれて早速入部してしまったのです。前述したウワサのことなんか忘れて……。
いざ練習がはじまると、
しんどい! 全部しんどい!!
体験入部のときは優しかった先輩が鬼のようになり「走れ!」「はよ立て!」と。
練習についていくだけで精一杯でした。
一緒に入部した同期たちは次々とやめていき、冬になるころに残った1年生は僕だけ。
けど、一人になってもやめることはありませんでした。
どれも長続きしなかったのに、なぜやめなかったのか、いまでも不思議です。
死に物狂いで頑張った3年間。しかし最後、大阪府大会2回戦であっさりと負けました。
あんなにしんどかったのに、いや〜、勝負の世界は厳しいものです。
ラグビー、楽しいなあ~
大阪商業大学高校にはスポーツ推薦で入学したのですが、ラグビー部員がめちゃめちゃ少ない!
監督から「いろんな強豪中学出身者が来るぞ」なんて言われてたんですが、ま~ったくいませんでした。(ラグビー部以外の同級生には猛者がいたので、監督の言っていることに間違いはなかったのですが……)
そんなこんなで、まずは部員集めからスタート。
ここで中学時代の体験入部での経験が生きました。
「ラグビー未経験やのにうまいなあ!」
「なんで、いままでラグビーしてなかったん?!」
中学の経験を最大限に生かし、なんと部員が10人ほど増えました!
周りが未経験ということもあり、ボールに触る機会が増えた僕の気分はチームのエース!
伸び伸びしたプレーで成長もでき、3年生でキャプテンに就任。
さらに個人では大阪代表としてニュージーランド遠征にも行かせてもらいました。
しかし、最後は大阪府大会2回戦であっさり敗北。中学とまったく同じです。
勝負の世界は厳しいものですね。
いざ、帝京大学で日本一へ
大学もスポーツ推薦で強豪の帝京大学へ行かせていただくことになりました。
入学する前年度の成績は大学選手権準優勝! 僕は大きな希望と不安を胸に入部しました。
練習が、まーーー、しんどい!!
トンナマとか比にならんやん!!
誰やねん! トンナマで3年間過ごしたら後の人生楽って言うたヤツ!
周りは当たり前のように全国大会、国体の出場経験者ばっかり。
高校日本代表候補もいっぱいいました。
そんな中、どうしたらA、Bチーム(1軍、2軍チーム)に入れるか。
そして日本一のチームになるまでの道のりとは。
みなさん気になるかと思いますが、帝京大学ラグビー部での4years.については、次の機会にじっくり書かせてもらいます!
感謝、しんや
このコラムを通じて、少しでもラグビーに興味を持ってもらい、好きになってもらえたらうれしいです!
僕もラグビーに出会えてよかったと心から思っています。
ラグビーを続けていなければ、吉本の養成所で優勝することも、こうしてコラムを書かせていただけることもなかったと思います。
そして今年はラグビーワールドカップイヤーです。
ラグビーファンのみなさんはもちろん、テレビでしかラグビーを観たことがない方もぜひ、会場に足を運んでいただいて、試合の迫力を肌で感じてください!
そして、僕もありがたいことにさまざまなイベントに出演させていただいております!
ラグビーワールドカップの盛り上がりに負けないよう頑張ります!
ぜひラグビー会場でお会いしましょう!