大学ラグビー

連載:ラグビー応援団長・しんやコラム

ラグビーは僕に教えてくれた 違和感に向き合う大事さを

今回のコラムは、ちょっとまじめな話にトライしてます!(すべて撮影・山本倫子)

「この席ってどっち側なん? もちろん日本側やんな?」
友だちからこんな質問を受けました。現在開催中のラグビーワールドカップのチケットを見てのひとことですが、はじめ自分はこの発言の意味がわかりませんでした。

ラグビーに「日本側の席」なんかないですよ

だって、ラグビーって両チームのサポーターがごちゃまぜで観戦するのが普通ですよね?日本側? どっち側? そんなの関係ないよって。

でも冷静に考えると、野球もサッカーも応援するチームによって観客席も分かれてます。そう考えると、友だちの感覚は普通で、ラグビーだけ少し感覚が違うのかもしれません。
では、なぜラグビーはこのような環境なんでしょう?

あくまで個人的な意見ですが、それはラグビーの文化に関係があると思います。まず、今回ラグビーがここまで注目されて「なぜ日本代表なのに外国人が多いのか?」論争が起こりました。

まあ簡単に言ってしまえば、国籍に関わらず条件をクリアすればその国の代表になれるというルールがあるからなんですが……。

ラグビーに長く関わると、自国の代表に外国人がいるかいないかなんて、なんとも思わないんですけど、知らない人からすれば確かに「違和感」があるのかもしれません。
でもね、ラグビーはそういうスポーツなんです! 人種、国境、各人のルーツ等々で区別をしない! 区切りをつけない!

一人ひとりが与えられた環境で一生懸命取り組む。そして取り組める環境がある。ただそれだけなんです!!!

そして、試合が終わればノーサイド。みんな一緒です。だから、試合を見る側も、見る席に区切りなんていらないわけです。どっちの応援しようが自由、見るときは一緒に見ようよ、そして試合が終わればノーサイド。
もう友だちやん、仲間やん、みたいな(笑)。

違和感に向き合えば、相手のことを理解できます

最後に、先述した「違和感」についてですけど、僕は違和感を持つのは悪いことだと思いませんし、普通のことだと思います。(僕のネタはラグビーを知らない人からすれば、違和感だらけだと思います!)

ただ、ふと感じた違和感に向き合うことは大切だと思うんですよね。
なんでこうなんだろう? どうしてこう思ったんだろう? つまり、向き合うことによって、相手の考え、価値みたいなものがわかり、理解ができる。違和感に向き合わないと、ただの拒絶で終わってしまいます。

ラグビーは、ほんまに大事なことを教えてくれます

そんなに難しく考えなくていいんです。「あの人と友だちになりたいな~」って思うと、その人のことを知りたくなるじゃないですか。そして、自分と違う側面を持ってても理解できるじゃないですか。そんな感覚です。もう仲間やん、みたいな(笑)!

ちなみに、僕が帝京大学4年生だったときのラグビー部のチームテーマソングはケツメイシさんの「仲間」でした。カラオケに行けば、毎回肩を組んで歌ってました! 久しぶりに集まっても歌います!!

そんなかけがえのない仲間と楽しんだラグビーという競技は、僕に違和感に向き合うことを教えてくれました。それも「違和感と向き合うことが大事だよ」って誰に言われたわけでもなく、ラグビーという環境が勝手に教えてくれたんです。
ということで、何が言いたいかっていうと、今後みなさんにとって「?」って感じるネタがあったら、この「?」に向き合ってみてください。たぶん、自分のよさがわかると思うので。

ワールドカップを通じてラグビーに興味を持って、ラグビーネタをするしんやに興味を持っていただければうれしいでスマザータックル!!
(※スマザータックルは相手を引き倒すタックルです)

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