秋の本番を戦うアメフト部のみんな、自分を変えるチャンスだ!
みなさんこんにちは。コージです。
この時期はラグビーワールドカップ(W杯)に世界陸上にワールドカップバレーとスポーツ尽くしで、目を休めるヒマがありませんね!
日本のアイルランド戦勝利は奇跡なんかじゃない!
さて! ラグビーW杯では素晴らしい快挙がありました。日本が優勝候補のアイルランドから大金星を挙げました。そして、「ジャイアントキリング」という言葉がツイッターのトレンドに入りましたね。これはいわゆる「大番狂わせ」のことです。
勝ったのは奇跡だ! なんて事まで言われてますが、果たして、アイルランドに勝ったのは奇跡なのか。実は、ラグビーとくに番狂わせが起こりにくいスポーツだと言われてます。
これは、体と体がぶつかり合うフルコンタクトスポーツにおいて、力の差が歴然としている場合はその差をひっくり返すのが難しいからです。
ただ、ラグビーは団体競技。1人でかなわないなら2人でタックルに向かう。そしてすぐに立ち上がり、次のプレーに参加する。アイルランド戦は、まさにそんな運動量で勝った試合でした。この勝利は決して奇跡なんかではなく、理にかなった日本式の戦い方で、日本が勝利をつかみとったのです。
いきなり長くなってしまいましたが、スポーツをやった人間としてこれだけは伝えたいと思いました。日本は実力で勝ったんだ! と。
みんなに任せると決めて、うまくいった主将時代
さてさて遅めの本題に入ります。
10月に突入しました。
日本各地の大学アメフトリーグでは、3戦目か4戦目を迎えるあたりでしょうか。折り返し地点で、そろそろチームがどのポジションで来年のシーズンを迎えられるかが決まる重要な試合になってきます。
どの試合も落とせない。より気迫のみなぎった試合が観られるでしょう。
この時期になると、メキメキ頭角を現してくる選手がいるものです。実際に自分が法政大学のアメフト部だったころにも、秋のリーグ戦中にどんどんレベルアップしてくる下級生がいました。そいつは確かに対戦相手の事をよく調べ、まじめにトレーニングもする選手でした。秋の本番に気持ちを入れ替えて臨める人と、春のオープン戦の延長の気持ちでやってる人とでは、差が出るのです。
ここで疑問が湧いてきます。
「環境が人を変えたのか?」ということです。
自分を例に見てみましょう。(自分を例って、あるのかな〈笑〉)
自分は大学4年生になるとき、主将に選ばれました。部員の投票で選ぶ制度でした。
まさに、寝耳に水でしたよ。当時常勝だった法政大学トマホークスの主将です。うれしかった反面、とてつもないプレッシャーを感じてました。絶対に負けることは許されない、と。
始めは本当に必死でした。どうすれば主将という立場に見合う自分になれるのか。
この主将という「環境」に、自分が変えられている感覚でした。敵と戦わないといけないのに、見えない何かと戦ってる感覚。毎日が「このままじゃダメだ」の繰り返しです。
そしてそんなある時、大学生ながらに気づくのです。
もう無理だ! って(笑)。
何が無理かというと、一人で何もかもを抱えることです。
もう、みんなに任せようって思いました!
主将という名前はカタチだけ。自分は人を引っ張るよりも一緒に走りたい。最後のハドルで主将が締めの熱い言葉を言うのも決めごとにすぎない。1年生にも話をしてもらったらいいじゃないの。自分は毎日最後に、自分以外の誰かに話をしてもらうようにしました。
そこからは本当に気が楽になりました。思いを言葉にすることで、みんなの士気も上がっていくのが分かりました。
環境を自分のモノにしろ!
それがこの秋の時期です。
ここで、自分なりの答えです。
「環境が人を変えた」のではなく、「環境を自分のモノにした」のです。感覚の違いです。
「環境に流されるな!」って言葉がありますよね?
もし続きがあるのなら「そして、環境を自分のモノにしろ!」だろうなと思います。
本当に、やる気になれば人は変われるんです。
自分が変われるいいチャンスが、いまの秋の本番に違いありません!!
大学アメフトのみんな、いまが何より大切です。
とくに下級生。上級生なら、もっととくに大切です。主将なら特大に大切です!