大学ラグビー

連載:ラグビー応援団長・しんやコラム

ラグビー夏合宿の聖地・菅平で、ネタを披露し続けた4年間

菅平での夏合宿で、人として成長できました!(撮影・山本倫子)

4years.のラグビー応援団長、しんやです!! 今回のテーマは夏合宿です!!

高校時代は山奥で合宿、強豪校の選手たちに引け目

ラガーマンの夏合宿といえば長野県の菅平(すがだいら)高原。100面以上のラグビーグラウンドがあり、全国各地からラガーマンが集まります。

僕が初めて菅平に行ったのは、大阪商業大学高校1年生のときでした。ドキドキしながらバスで向かい、菅平の中心部に到着するとたくさんのホテルがありました。どこに泊まるんやろうと思っていると、バスは山奥へと入って行きました。

あとから分かったのですが、強豪校の合宿地はきれいなラグビーグラウンドがある中心地に集まってました。僕の初めての合宿地にラグビーグランドはなく、テニスコートだけがありました。周りにはラガーマンはいなくて、テニスサークルの人たちがいたのを覚えてます。

菅平のコンビニはすべて規格外なんです!!
お菓子、アイスは山盛りに陳列されていて、おにぎりなどは運搬されてきた状態のままで店内に積まれてました。

色々と買いたいのですが、遠慮してしまう。その理由は、ピチピチのポロシャツを着てパツパツの短パンを履き、肩を揺らしながら歩いている強豪高校の部員がいるからです。

彼らは大人数でおそろいのチームシャツ。僕らは少人数で、初の菅平で浮かれて買った、熱いメッセージ入りのぶかぶかTシャツ。ポテトチップスとかいろいろ買いたかったけど、カロリーメイトを買いました。

「あいつら合宿中にお菓子食ってる! 意識低い!」と負け惜しみを言いながら、みんなで山奥の合宿所に帰りました。

菅平を歩いてると、有名人にも会うんです(写真は本人提供)

肩を揺らして菅平を歩いた帝京大時代

帝京大学の合宿は部員が多いので、2班に別れて行きます。A、Bチームが先に行き、5日後ぐらいにC、Dチームが合流します。もちろん僕は合流組でした。

先に行ってるチームと合流すると、たった数日会わなかっただけなのに、みんなたくましく見えます!! 菅平の日差しの強さで唇の皮がめくれるほど日焼けをしています。あのころは日焼けをしていることが勲章でした!

合宿中のオフにはみんなで買い物に行くこともありました。買い物をしてると周りから視線を感じ「あっ、帝京!」と聞こえてきます。そのときの服装はピチピチのチームシャツにパツパツの短パン。

僕は気が付くと、肩を揺らしながら歩いてました。

ネタ披露、キャプテン森田さんの言葉にもらった勇気

ハードな練習や試合を終えたあと、みんなで夕食を食べます。食べ終わるころになると「しんや!!」「おっ、しんや??」という声が聞こえてきます。

ここでしんやのお笑いコーナーが始まり、一発芸やモノマネなどを披露します。周りは身内だけなので、とてもウケます!

しかし1週間もやり続けると飽きられはじめてるのを感じ、ネタ披露を嫌になったときもありました。嫌々ながらも結局いつも通りネタを披露して部屋に帰ろうとした時、当時キャプテンだった森田(佳寿)さんから声をかけられました。

「俺はしんやのネタ、いつも楽しみにしてるねん。しんやのおかげでチームの雰囲気もよくなってる、ありがとう」

森田さんはキャプテンとしてチームを引っ張り、しんどいはずなのに後輩の僕のことまで気にかけて、優しい言葉をかけてくれました。

自分が恥ずかしくなりました。僕もチームがよくなるのであれば、自分にできることをしていこうと思いました!! そこから卒業まで、ネタを振られたら必ずしていました!

帝京大の仲間と菅平で。よう日焼けしてますね(写真は本人提供)

あの経験のおかげで、お笑いライブでも積極的に前に出ていくことができています!
森田さん、ありがとうございました!笑

ちなみにNSC(吉本興業の養成所)にも夏合宿があるんです。ネタ披露、お笑い運動会にゲームコーナーなど、朝から晩までお笑いづくしの合宿です! この合宿はいままでのどの合宿よりも楽しかったです!!

どのジャンルでも、夏合宿は人を大きく成長させてくれます。合宿中はしんどいですが、終われば楽しい思い出ができてます!!

みなさん、夏合宿頑張りましょう!
僕も頑張りまスローフォワード!!
(「スローフォワード」は前にパスを放ってしまう反則です)

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