すべては夜行バスから始まった~「ノーサイド・ゲーム」出演秘話
僕は学生時代、帝京大学ラグビー部の一員として、全国大会4年間負けなしの4連覇を経験しました!
が、僕自身が選手としてグランドに立ったことは1度もなく、いわゆる補欠でした(笑)。
もしあのとき、練習を頑張ってれば、同じポジションの人より努力してれば、もしかしたらグラウンドに立ててたかもしれません!!
なんでアストロズのメンバーになれたのか
さて、そんな僕ですがいま、あのラグビードラマに出演させていただいてます!
TBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」です! 僕がラグビー芸人として売っているので、お声がけいただいて第1話から出演してしている、わけじゃないんです!
僕はアストロズ(主人公チーム)のメンバーとしてテレビ画面に映ってるんですが、それはすべて、僕が東京行きの夜行バスの切符を買うところから始まりました。
きっかけは友だちのひとこと
「ノーサイド・ゲーム」の第1話が放映された7月上旬。僕は大阪でラグビー仲間と楽しく飲んでいました。そのとき、友だちが僕に言いました。
「ラグビー芸人なんやから、あのドラマ出ろや!」
その席ではただの笑い話でしたが、のちのち自分の中で「ここで何か行動起こさなあかん。おれ、ラグビー芸人やん!」と、強く思うことがあり、家に帰って早速、何かできることはないかと一生懸命考えてみました。
でも芸歴1年目でまだまだ実力も実績もない僕ができることは、番組ホームページを見ることぐらい……。出演者を眺めてうらやましく思っていたとき、ある情報を見つけました。
「エキストラ募集」
エキストラでもドラマに出れば、芸人としては話のネタになります! もう何も考えずにエキストラに応募し、すぐに東京行きの夜行バスのチケットを買いました。
そこからは自分で言うのもアレですが、まさに「シンデレラストーリー」(笑)。
第4話でスタジアムの観客席エキストラから始まり、第5話ではアシスタントレフリーのエキストラに昇格。撮影の合間に番組スタッフに自分から売り込み、そして出演者の方々や選手役のみなさん、さらにはドラマの監督の前でまさかのネタ披露、気づいたら、第6話からアストロズの新入部員役に決まっておりました!
いや~、自分で言うのもアレですが、まさに「シンデレラストーリー」(2回目)。
自信があれば、行動するとき一歩前に出られる
ただの自慢になってしまいましたが、今回のことで僕が感じたのは「まずは行動すること」と「自分を信じること」の大切さです。
僕がエキストラに応募しなかったら、東京行きの夜行バスの切符を買わなかったら、いまのポジションはなかったんです。
あのときはただのエキストラで終わる可能性もありましたが、「何かやらないと!」という純粋な気持ちだけで行動してたと思います。まずは行動しないと何も始まらない。
いまの自分を変えたかったら、まずは行動するしかないんですね。
また、日々の取り組み(練習)で自信をつけることも大切です。そうすることで何か行動するとき、一歩前に出る勇気が湧いてきます!!
なんで大学の4年間のうちに、このことに自分自身が気づかなかったんだろう! 気づいてたら、僕も優勝のときグラウンドに立ててたかもしれません(笑)!
今後のしんやにも、最終回を残すだけとなった「ノーサイド・ゲーム」にも、ぜひ注目してくダイブイン!
(※「ダイブイン」はタックル地点に飛び込んでプレーに参加する反則です)