春は開幕を任されて4勝、同志社の新エース・髙橋恭平はもっと強くなる
関西学生野球春季リーグ開幕戦。同志社投手陣の中から節目の先発マウンドを任されたのは、2回生の髙橋恭平(髙田)だった。佐藤輝明(3年、仁川学院)ら強力な近大打線を相手に、6回を投げて無失点、7奪三振の好投で勝利をつかんだ。昨年のエース福島孝輔(現・ホンダ鈴鹿)が抜け、今年の同志社は豊富な投手陣の継投で勝ちにいく。その中で、髙橋は先発の大黒柱としての役目を果たした。この春、同志社の4勝はすべて髙橋についた。
京大戦で初完封
第6節の対京大1回戦。この日も髙橋が先発した。序盤からストライク先行の投球で三振を奪っていく。被安打3、10奪三振で今シーズン初の完封勝利。それでもチームは3位に終わった。
「自分が投げた試合は勝つっていうことを目標としてて、春は完投が1回しかできなかったので、それは自分の中の課題として克服して、秋は全部自分が投げ切るぐらいの気持ちで投げたいです」。来たるシーズンへの決意を語った。
春季リーグを通して、同志社のエースとしての地位を固めてきた。年間目標として日本一を掲げる同志社。秋には頼もしい新エースのさらなる成長が見られることだろう。