青春にかける女子を応援！「全日本大学女子駅伝」に注目です！
NGT48の西村菜那子さんといえば「駅伝に詳しすぎるアイドル」として陸上ファンも一目置く存在です。このたび、4years.でコラムを書いてくださることになりました！ 陸上愛、駅伝愛、そして大会の注目ポイントなどを、西村さんなりの視点から綴（つづ）っていただきます。まずは10月27日の全日本大学女子駅伝についてです！
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はじめまして。NGT48西村菜那子です。
ありがたいことに、このたび「4years.」さんで大学の陸上競技に関するコラムを書かせていただくことになりました。大きな大会の前後など掲載は不定期になりますが、いち陸上ファン（とくに駅伝が好きです）としての目線から、楽しく書いていけたらと思いますので、よろしくお願いします。
今週末、見逃せないのは「全日本大学女子駅伝」！
國學院大學が優勝を果たした出雲駅伝で、今シーズンの学生三大駅伝が幕を開け、駅伝シーズンも本格的に到来。続いて11月3日には全日本大学駅伝も迫っていて、楽しみにされている方も多いと思います。
全日本大学駅伝の前にも、駅伝ファンとして見逃せない大会があります。今週末の10月27日に開催される全日本大学女子駅伝です。
現在は宮城県仙台市で開催されていて、“杜の都駅伝”の愛称でも親しまれています。女子駅伝シーズンの開幕を告げるとともに、早くも来年の大学女子駅伝を占う、とても重要な大会です。上位8位までに入った大学が来年の大会のシード権を獲得でき、また上位12位以内に入った大学は年末にある全日本大学女子選抜駅伝と、富士山女子駅伝の出場権を獲得できるからです。（ちなみに昨年の富士山女子駅伝は、生中継番組公式応援アイドルとして副音声で出演させていただきました）
西村菜那子的注目は…
みなさんはどの大学に注目されていますか？ 私の注目は、昨年の優勝校の名城大学です。前回は加世田梨花選手をはじめ、ルーキーの和田有菜選手、高松智美ムセンビ選手という層の厚さ、穴のない区間オーダーで圧巻の強さを見せました。
私は長野県出身ということもあり、長野東高校の選手がたくさん進学する名城大学に今年も注目しているのですが、今シーズンもっとも注目しているのが1年生の小林成美選手です。
小林選手も長野東高校から今年進学した選手です。昨年の全国高校駅伝ではアンカーを任され、ラストの競り合いの末、チームを準優勝に押し上げました。その力強い走りは、みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
先日、日体大で開かれた記録会にお邪魔して、小林選手の走りを間近で見る機会があったのですが、小柄ながら大きく走る姿は健在で、先輩ランナーに果敢に挑む姿勢に、彼女の大学駅伝デビューがさらに楽しみになりました。
雪辱に燃えるあの学校も！
名城大学以外でも注目している選手がいます。9月の日本インカレで5000m、10000mともに優勝し、トラックシーズンの最後に存在感を発揮した立命館大学4年生の佐藤成葉（なるは）選手です。
立命館大学は去年の富士山女子駅伝で6連覇を逃してしまい、今年はより一層駅伝に力を注いでいる様子が見受けられます。駅伝シーズンを無冠で終わってしまったのは実に8年ぶりだったそうです。雪辱に燃えるキャプテンでもあり、エースでもある佐藤成葉さん率いる立命館大学にも期待しています。
男子とは違う、女子駅伝の楽しみ方とは？
ここまで書いただけでも全日本大学女子駅伝が楽しみで仕方ありませんが、男子とは違う大学女子駅伝の私なりの楽しみ方をひとつお伝えしたいと思います。
去年のトップ5は、こちらの大学です。
1位 名城大学
2位 大東文化大学
3位 立命館大学
4位 東京農業大学
5位 松山大学
お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、関東だけでなく、東海、関西、四国と各地区の大学が上位に食い込んでいます。関東に駅伝強豪校が集中している男子に対して、強豪校が各地に散らばっているのも女子駅伝の見どころの一つですね。
よく握手会などのイベントで、「駅伝を見たいけど、自分の住んでる地域の大学はあまり見かけないんだよな……」と地元愛のあるファンの方に言われることがあるのですが、そんな時に私がおすすめしているのが全国に強豪校が散らばっている大学女子駅伝なんです。
このことをお伝えした方に、次にお会いした際「女子駅伝見たけど面白かった！！ 地元の大学が出てるなんて知らなかった〜」と言っていただけたのを鮮明に覚えてます。
握手会やSNSなどを通じてのコメントで、駅伝に興味のなかった方から「駅伝を好きになった」と、うれしい報告を受けることは、いち駅伝ファンとしてこの上ない喜びです。もっともっと陸上の魅力が多くの方に広がることを願って、このコラムでも私なりの目線で発信していきたいと思います。
いよいよ今週末の10月27日に号砲が鳴る全日本大学女子駅伝。みなさんの地元の大学や地元出身の選手に注目しながら楽しんでみてはいかがでしょうか？ 私も、青春を陸上にかける女の子たちをこれからも応援していきます。
は全力で学生スポーツを応援します。
