大学陸上・駅伝

連載:M高史の駅伝まるかじり

特集:第96回箱根駅伝

M高史×西村菜那子の箱根駅伝直前、陸上大好き対談【復路】「こんな大会がほしい!?」

時間はあっという間です!もう折り返し!(イメージカット撮影・斉藤大輔)

ともに「4years.」で連載を持つNGT48西村菜那子さんと、ものまねアスリート芸人・M高史さんの対談が実現! 「陸上大好き」「駅伝愛」の共通点をもつ二人が、箱根駅伝を目前にして何から何まで語ってくれました。それでは復路(後編)のスタートです!

M高史×西村菜那子の箱根駅伝直前、陸上大好き対談【往路】「給水ってすごい!」

【6区】みんな大好き、大八木監督

西村菜那子(以下、西村):私、日体大の廻谷(めぐりや)君に注目してるんですよ。ヒッチハイクしたり、「パン屋さんが夢」って言ってたり、すごい変わってるんです。自分でパンを作るらしいんですけど、めちゃくちゃうまいんです。前に連絡をくださって、「日体大のハッシュタグを考えてください」って言われたことがあって。何がいいですかね?

M高史(以下、M):東海大学だと「#GoTOKAI」、東洋は「#その1秒を削り出せ」「#ひるまず前へ」。そういえば、城西大学の「#城西わっしょい」は、わっしょいになるまでいろいろあったみたいですよ。候補見せてもらいましたけど、ほかのは「う~ん」って感じでした(笑)。

西村:なかなか、ピタッとはまるのがなくて難しいです。駒澤は「#男だろ」ですか?

M:駒澤っていうより、大八木監督ですよね(笑)。選手じゃなくて、「駒澤=大八木監督」ってイメージになってしまってるので、監督もたぶん気にされてるんじゃないかなと思います。

西村:日テレの「箱根駅伝  絆の物語」で見たんですけど、前回の5区で大八木監督が國學院大學の浦野君に檄を飛ばしてるシーンがあって、「ほかの大学の選手にも! 素敵だな」って思いました。

大八木監督が選手を見る眼差しはいつも熱く、優しいです(撮影・藤井みさ)

M:大八木監督はとにかく熱い方で、陸上第一。スカウティングとか選手の記録会でご自宅を留守にすることも多いんです。國學院の前田監督は現役時代に、大八木監督の娘さんの幼稚園の運動会で障害物競走に出たらしいですよ。

西村:やけに若いお父さんだなって思われてそう(笑)。

M:僕も娘さんが中学生のとき、運動会でタイム計りながらビデオ撮影したりとかしてました。

西村:すごい。大八木監督といえば、日体大記録会の時に拝見したんですけど、「選手以外はこの中に入っちゃダメ」っていうラインがあるじゃないですか。でもレースが進んでくると、大八木監督はすごく熱くなられて、どんどんラインより前に進んできてて。誰にも止められないな! って思って面白かったです(笑)。

大八木監督の熱意は、すごく気になっちゃいます

M:とにかく本気な方なんですよね。実は「男だろ!」はあまり言わないです。「本気」とか「気持ち」とか、メンタル面のワードが多いです。声が響くので、箱根の山中では選手が見えなくても、先に大八木監督の声が聞こえて「あ、駒澤が迫ってきてる」って、前の選手は分かるらしいです(笑)。

西村:やっぱり、大八木監督にはずっと監督を続けていただきたい! って思いますね。

【7区】西村菜那子、箱根のコースを歩いてみた

西村:私、総選挙の公約で5区をまるまる歩いたことがあるんですよ。その年はランクインできるとは思ってなくて、「公約だけでも目立とう!」って思って書いたら、ランクインしてやることになっちゃって。それをつぶやいたら、柏原さんが知ってくださって、アドバイスをくれたんです。「服装は、絶対まずあったかい格好。景色を楽しむことで気持ちも楽になるよ」って。でも5時間もかかりました! もうやらないです……。それから、1区も番組の企画で歩いたことがあるんです。これも4時間ぐらいかかったんですけど、編集で10分ぐらいになっちゃってるんですよ!

僕は山には運営管理車でいきましたね(笑)

M:実際に歩いてみるとどうですか?

西村:選手がインタビューで「直線はしんどい」っておっしゃってるときがあるじゃないですか。その気持ちがすごいわかりました。

M:でも直線が長いと、前の選手が見えてきて勇気づけられることもあるんですよね。(追う目標が)何もないと厳しいです……。

【8区】気になる!区間配置

西村:相澤君、2区を走りますかね? 4区とかかな~とも思うんですけど。西山君が調子よかったら相澤君は2区じゃなくて4区かなー、なんて。

M:区間配置って、監督の性格とか、生きた経験、読んできた本、そういう人生が積み重なって出てくるって思ってます。酒井監督はうまいなあ、って思いますよね。箱根にバシッと合わせてくる。

酒井監督の区間配置、選手を見極める力はすごいです(撮影・佐伯航平)

西村:戦国武将みたいだな、って思うときがあります。

M:青学もデータとか練習メニューで、確実に箱根に合わせてくると思います。

西村:私は去年、山を登った東洋の田中君が、記録会にもどこにも現れないから気になってるんです。あと竹石君がメンバー外になったので、青学の山も誰なのか。

M:気になりますよね。予想してもいつも外れるんですけど(笑)。僕は駒澤のOBなので、OBとしての立ち位置もあるんですけど、取材に行ってお会いした選手のことを応援したくなっちゃうんです!

西村:わかります! 日体大記録会のときに帝京の選手たちと話したんですけど、みんなすごくいい子たちで、「応援しよっ!」って思いました。いままでは選手は年上の方が多かったんですが、年下の子が増えてきて「頑張ってね!」っていう、ちょっと姉のような気持ちです。

M:あとは、文武両道ランナーも応援したくなりますよね。先日、東大の阿部選手に取材させていただいたんですが、すごいなって思いました。「シューズのカーボンを作りたい」っていう選手もいて。いろんな関わり方がありますよね。

【9区】女子駅伝をもっと盛り上げたい!

西村:女子で言うと、鈴木亜由子さんも文武両道ですよね!

M:最近女子チームにもかなりうかがってるんですが、みなさん陸上と勉強両方に本気なのがすごいと思います。

西村:女子といえば、私、女子駅伝をもっと盛り上げたいんですよ! 富士山女子駅伝とか。握手会でファンの方に「箱根は地元の学校が出てないから微妙だな」って言われることもあるんですけど、そういう方には都道府県駅伝、富士山女子駅伝をおすすめしたいです! 全国の大学が出られますって言うと、興味を持ってくださる方が多いんですよ。

女子駅伝の面白さをもっと伝えたいですよね!

M:富士山女子駅伝は、出場するのもすごく大変なんですよね。杜の都で12位以内に入った大学に加えて、10チームが5000mの上位7名の合計タイムで出られるんです。先日おうかがいした関西外国語大は杜の都に行けなくて、今回の富士山はボーダーギリギリで通ったんです。9番手の神戸学院大と10番手の関西外大の合計タイムの差って、0コンマ何秒ってレベルなんです。その下とは15秒差。これだって、1人でひっくり返せますよね。

西村:本当にすごい戦いですよね! しかも、記録を提出するまでだからお互い見えない敵との戦いのようなもの。

M:12月1日がエントリーの締め切りなんですけど、11月は4回ぐらい記録会に出てる選手もいたみたいです。

西村:私は去年に引き続き、富士山女子駅伝関連のお仕事をさせていただくことになったんですけど、事前番組で増田明美さんとご一緒になって。増田さんは本当に知識がすごすぎます!

M:ノートを1週間で使い切るらしいですよ。

西村:好きな食べ物とか、昔の習い事とか、どうしてそんなことまで知ってるの? ってなります。でもそういう、走るところ以外のポイントで自分との共通点を見つけたりして、いろんな人が駅伝に興味を持ってもらえるとうれしいなって思います。

M:一気に親近感がわくというか。

西村:SNSとかでも選手の素顔が見えたりしますよね。さっきも言ったんですけど、廻谷君のインスタが面白すぎるんです。

M:そういえば、ランナーには乃木坂46ファンが多いですよね?

西村:そうなんですよ! なんででしょうね? 東海の小松君とか、マネキンポーズ(乃木坂46の「制服のマネキン」から)したりとか……。あ、でも小松君って、注目されると力を発揮できるタイプなのかなって。すごく駅伝向きの選手だなって思います。あと拓殖の佐々木虎太郎君が私を好きって書いてくださってて、推せる! お会いしたい! って思ってます。他の方も、もっとNGT48も見てくださーい(笑)!

【10区】「男女混合駅伝」の実現を!

西村:駅伝といえば、伊那駅伝をみんなに見てほしいんです! 私の目標は、富士山女子駅伝と伊那駅伝をみんなに広めることです。父親の出身地が長野県の伊那の方ということもあって、私は昔から見てるんですけど……。伊那駅伝は高校生の大会なんですが、エントリーすればどこでも出られる「本当の意味の全国駅伝」だと思うんです。あとすごく観戦しやすいですよ。いつか伊那駅伝に関われるお仕事がしたいです!

M:なかなか遠くて行くのが大変ですけど、見たらすごく面白そうですよね。僕も取材でうかがってて「女子駅伝をもっと盛り上げてください!」って言われることが多いです。見てみたらすごく面白いんですよ。ストーリーもあるし、あと、監督さんがすごく優しい。

西村:わかります! すごいわかる!

M:女性をきめ細かくまとめて、気配りもすごくて。丁寧に話を聞いて、一人ひとりに接してるんだなという印象です。関西外大の山本監督について、選手は「4年間1度も怒られたことがない」と言ってました。あと、大阪芸術大の中瀬監督は、なかなか駅伝メンバーに入ることのできない選手が市民マラソンに出場することを積極的に勧めてるとお聞きしました。そこで選手も優勝して、自信をつけられる。1人1人の個性を引きだして、モチベーションが高まるように気を配られているのがとても素敵だなと思いました!

男女混合駅伝になったら、こんなゴールシーンも!?ちなみにこのテープは、Mさんが4年生時に駒澤大が優勝した時の本物です!

M:あとは、男女混合駅伝があっても面白いんじゃないかな? って思うんですけど。そしたら、立命館が強そうですね。

西村:あとは大東文化も。東洋も強そう。

M:日体大、順天堂も。

西村:あ~、名城も! 男子にもっと頑張ってほしい!

M:女子区間、男子区間とか設けてやったらいいですよね。リレーでも混合リレーがあるから、駅伝でもいいと思うんですよね。

西村:やりましょうよ!

M:主催4years.で(笑)。もっと大学スポーツを盛り上げたいなと。スポーツによる地方活性化なんかも、もっとやっていきたいなって思います。

西村:これからもいっぱい魅力を伝えていきたいです!

M:僕もです! 今日はありがとうございました!

最後はMさんがものまねも披露!お二人とも、ありがとうございました!
わずか数秒に魂を込める! 箱根駅伝の給水の裏側とは

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