大学サッカー

大東大・丸山聡太郎 元気を振りまきチームを支え、ラストイヤーは正GKに

昨年の新人大会、丸山はPKをとめ、喜びを爆発させた

私が初めて丸山聡太郎(3年、松商学園)を目にしたのは2018年9月、東京都大学サッカーリーグ戦1部リーグの日大戦だった。2年生だった丸山はフィールドではなく、応援席にいた。それが、のちに大東文化大の正GKとなる男との出会いだった。

メンバー外でも全力で応援を続ける

試合の写真を撮っていると、丸山の方からいきなり声をかけてきた。私が毎試合来て取材をしているから、気になって声をかけてきたのだろう。その後、私も気になって注目していると、彼が応援席で人一倍声を張り上げて応援している姿が目にとまった。

その日、思いきって丸山にインタビューをした。もちろんそのときはまだ、彼のこれからの活躍が気になったというよりは、ひときわ元気な応援に注目を当てたかったからである。

丸山はムードメーカーとして、ときに選手みんなの笑いを誘う

インタビューでは90分間応援を続けられる原動力や応援歌について、丸山自身のこれからの目標についてたずね、丸山は元気な声で答えてくれた。それまでは試合で活躍した選手ばかりを取り上げていたが、応援の様子を取り上げるのも面白いなと思った。

その年の都リーグ最終戦の上智大戦。丸山は初めてベンチ入りを果たした。上智大を破り、大東大は1部残留が決まった。丸山自身は試合に出場しなかった。それでも「次はピッチに立って、しっかりとクリーンシートで抑えて、またインタビューを受けて見せます」と意気込みを語ってくれた。

新人大会でついた異名は「神の手丸山」

都リーグ最終戦の2カ月後にあった東京都の新人大会。各チームの1、2年生のみが出場できる同大会で、丸山は正GKとして出場を果たした。ここで彼は、有言実行の活躍を見せる。

初戦の早々にPKストップを見せてウノゼロ勝利を果たすと、ゾーンに入った丸山は第2戦でもスーパーセーブを連発。無失点に抑え、決勝トーナメントに進んだ。初戦の明治大戦と続く東京経済大戦でもPKをとめ、チームを準優勝に導いた。そんなサッカー部の活躍に対し、私は大東スポーツに「神の手丸山 男子サッカー部創部初の新人大会準優勝!」という見出しをつけ、記事を掲載した。それ以来、丸山の友人たちの間で「神の手丸山」という言葉が流行ったそうだ。

後ろからチームを押し上げ、新人大会準優勝に貢献

しかし今年度の都リーグが始まると、4年生の遠藤季久(りく、浦和東)が前年度同様、ゴールマウスに立ち、丸山はベンチと応援を行き来した。それでも腐ることなく、前年よりもさらに大きな声で応援に力を注いだ。

最高学年、正GKとしてのラストイヤー

そんな丸山にもついにチャンスが訪れた。遠藤が実習でチームを離れることになり、代わりに丸山が出場。昨年6月に開幕した総理大臣杯予選初戦、筑波大戦でゴールを守ることになった。

結果は0-2で敗戦。名門・筑波大が圧倒的に試合を支配する中で幾多のシュートを浴びるも、大東大は丸山の活躍もあり、最後まで接戦を演じきった。この活躍が評価され、続く都リーグの試合でも遠藤が復帰するまでの間、ゴールを守り続けた。

そして丸山は今年、最高学年となり正GKとして最後のシーズンに挑む。的確なコーチングと神がかったセービングでチームを支え、昨年なし遂げられなかった関東大学リーグへの昇格を目指す。持ち前のエネルギーで、チームを最後尾から押し上げてくれるだろう。

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