アメフト

開幕は最速で10月中旬、1部TOP8は1チーム4試合に 関東大学リーグ

昨秋の早稲田大と中央大の戦いから(撮影・北川直樹)

関東学生アメリカンフットボール連盟は71日、2020年度の公式戦開催について発表した。例年は8月末から9月上旬の1TOP8の開幕を、新型コロナウイルスの影響で10月中旬とし、試合数を短縮するプランで準備する。これが実現可能かどうかは7月末に判断するという。あくまで関東学連としてのプランであり、全日本大学選手権(決勝=甲子園ボウル)については触れていない。

 原則として無観客で開催

関東学連は段階的に三つのプランを想定している。原則として無観客。
【プランA1TOP8の開幕を10月中旬とし、各リーグはリーグ分割またはトーナメントで争う。7月末にプランAの実施可否を判断。
【プランB】プランAの実施が不可の場合、1TOP8の開幕を11月とし、各リーグともトーナメントで争う。8月中旬から下旬にプランBの実施可否を判断。
【プランC】プランBの実施が不可の場合、12月以降に開幕し、交流戦(オールスター戦の場合もあり)を行うこととする。

 プランAの場合、1TOP8と同BIG8はリーグを抽選(713日)で二つのブロックに分割し、各4チームでリーグ戦。通常はそれぞれ8チームによるリーグ戦で各チーム7試合を戦っているが、この場合は各ブロックの同じ順位同士の順位決定戦も含め、1チーム4試合になる。2部も同じシステムで、3部以下はトーナメントなどでの戦いになる。 

練習再開の状況はまちまち

タイブレーク方式の延長はやらず、引き分けに。原則として昇格、降格はなく、入れ替え戦もなくす。ただし新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)状況がいい方向へ向かった場合、8月中旬から下旬にかけて総合的に判断して、自動昇格を適用することもありうる。この場合、来シーズンのTOP8が10チームになる可能性もある。 シーズン不参加のチームと試合を棄権したチームは新型コロナウイルスの影響とみなし、自動降格は適用しない。

大学によって練習再開の状況はさまざまだ。ポジション別やオフェンス、ディフェンス別に集まって大学のグラウンドで練習できているチームもあれば、まだ大学構内の施設が使えず、各自が自主練習を続けるチームもある。関西学生リーグの大学でも同じような状況で、開幕が遅れるのは必至だ。

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