アメフト

連載:アメフト応援団長・コージコラム

ジムでトレーニングして10kg増やし、チームの練習に初参加してきました!!

10年ぶりのチーム練習。張り切ってやってきました(撮影・朝日新聞社)

4years.の読者のみなさん、こんにちは。アメフト応援団長のコージです。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

5月末に緊急事態宣言が解除されて、外に出る機会が増えたと思います。これまでお家の中でしかトレーニングができなかったのが、ジムで思い切りできるようになり、改めて施設や器具を使えるありがたさに気づいた方も多いのではないでしょうか。

 ガンガン鍛えて、食欲も底なし

かくいう僕自身も外でトレーニングができるようになり、みるみるうちに体が仕上がってきました。アスリートのカラダ作りに置いて、やはり家トレのみでは限界があったのです。

おかげさまで、ジムでトレーニングをするようになり、約1カ月で体重を10kg近く増やすことができました。
現在93kg
改めてバーベルのありがたみ、飲食店のありがたみを実感しています。そう。食欲も底なしで、いまではお店を2軒ハシゴするなんてことはザラにあります。どんどん体が大きくなっていくばかりです。副産物としては、ジムではずっとマスクを付けっぱなしなので心肺機能の向上にも役立っています。毎回低酸素状態でのトレーニングなので、吐きそうになりながら鍛えています。

 「復帰宣言」から4カ月、長かった……

さて!! 今日はですね、628日の練習に初参加したときに感じたことを書きたいと思います。「アメフト復帰宣言」をしてから約4カ月。ようやく、僕の所属するチームである「みらいふ福岡SUNS」のチーム練習が福岡市内の体育館で、制限付きで再開したんです。

 制限というのはこんな感じです。
・オフェンスとディフェンスに分かれての練習
・練習前の検温
・接触禁止
・練習中も随時アルコール除菌
・マスクの常時装着
などなど。たまに「何と闘ってるんだ」と思ってしまうこともありました。

とはいえ、ここに来るまで長かった。アメフト復帰宣言をしたときは、みんなと体を動かすのにここまで長い時間を要するとは思ってもみなかった。「10年ぶりのアメフト復帰なのに、まだ待つのか」と。 

その結果、ほぼ10年と半年ぶりの復帰となった。よくよく考えたら1度見学に行ったとき以来、チームメイトには会っていない。その思いから、福岡に着いて少しだけ緊張している自分がいた。なぜなら「本当に受け入れてくれるのか?」「チームメイトはどういう思いなのか?」という気持ちがあったから。時間が経つとともに、気になってきてしまったのだ。 

福岡空港に着いて、チームの代表兼監督の吉野至くんとともに練習場へ向かう。車内の会話はもっぱら「ようやく、ようやく、ようやく」。お互いの話の節々に、うれしさがにじみ出ていた。ふぅ。ようやく練習ができる。 

汗を流しながら、必死で声を出した

練習場に着いて、初めて会うチームメイトや2度目の仲間とあいさつを交わす。一人ひとりの顔を見て思う。「これが一緒に汗と涙を流す仲間なのかぁ」と、不思議な気持ちになった。しばらく離れていたチームスポーツに不思議な感情を抱くようになってしまっていた。

 練習は各ポジションに分かれての動きの確認と、全体でのサーキットトレーニングだった。いずれもマスクをしながらなので、なかなかにハードだった。汗も大量にかいた。 

僕は汗を流しながらも必死に声をかけた。
「みんな、元気出していこうよ」
「しんどいときこそ、声をかけ合おう」 

そんなことを言っていると、ふと大学時代の思い出が走馬灯のように蘇った。
(あぁ。この感じ。。懐かしい。。何より、、、心地いい)

すると思い出の中の大学時代のチームメイトたちが、僕の声に応えてくる。「さっきまで疲れてたのに威勢がいいねー!!」「もっともっと声出してくださいよー!!」
大学時代は本当に煮えきらないチームメイトだった(笑)。

いまの対戦相手は自分自身

同じDLのメンバーたちと、ソーシャルディスタンスをとりながら記念写真(コージ・トクダさん提供)

みんなと汗を流しながら必死に練習に食らいついた。練習前に感じていたあの不安。「僕を受け入れてくれるのだろうか」。こんな不安は、気がつけばどこかへ吹き飛んでいた。練習が終わったころには、みんながチームメイトになっていた(と信じている)

練習終わりに、僕はみんなの前で言った。「僕はみんなに必死についていくのが役割ではないです。少なくともみんなを引っ張っていくのが役割です。東京で必死にトレーニングを積んでレベルアップした姿を毎回福岡で披露するので、ぜひついてきて下さい」

 新人のくせによく言ったもんだ。いまの対戦相手はほかのチームではなく、チームメイトでもなく、僕自身だから。

 これからのアメフト人生。時間があるようで、ない。決して長くは続けられないであろうこのアメフトを、多くの人に楽しんでもらえるようにする。僕はその第一歩を踏み出した。

アメフト応援団長・コージコラム