陸上・駅伝

10月に初開催目指していた熊本の奥球磨駅伝が中止に

高校生が登場している奥球磨駅伝のポスター(大会事務局提供)

10月に熊本県南東部の4町村で開かれる予定だった第1回奥球磨駅伝競争大会が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は中止となった。大会実行委員会が8月31日、1年間の延期を発表した。「学生3大駅伝」初戦の出雲全日本大学選抜駅伝競争(10月11日予定)が中止になり、同じ時期に開催される九州のローカル大会に、関東の強豪大学も参戦するとみられ注目されていた。

高校と大学、実業団が一斉スタートの新設大会

奥球磨駅伝は、高校と大学、実業団の男子チームが多良木町役場前を一斉にスタートする珍しい形式の新設大会で、10月4日の開催を目指していた。大会事務局によると、九州の高校駅伝のレベルアップを目的に数年前から計画され、高校(計7区間)と大学・実業団(計4区間)に部門は分かれるが、湯前町、水上村、あさぎり町を通って多良木町役場前へ戻る計42.195kmのコースで行われる予定だった。

今年1月に開かれた奥球磨ロードレースは水上村などを通る(撮影・朝日新聞社)

準備を進めてきた実行委員会によると、8月に入り新型コロナウイルス感染症対策にかかわる熊本県リスクレベルが最高のレベル4(大会自粛・県外移動自粛)となり、「九州各県において県外移動自粛となっていることなどから、住民からのご不安のご意見、併せて、参加できない学校等がでてくる可能性が予想され、残念ながら延期の判断をいたしました」と開催延期への理解を求めている。

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