大学野球

立正大学・高橋翔大主将「泥臭くチームを引っ張る」 東都大学野球

「守り勝つ野球を」と立正大学の高橋翔大主将(撮影・小川誠志)

東都大学野球秋季リーグ戦が9月22日に開幕します。主将に意気込みを聞く4回目は立正大学です。新型コロナウイルスの影響で8月も一時オープン戦ができませんでしたが、高橋翔大主将(4年、健大高崎)は前向きです。

中央大学・牧秀悟主将 相手を圧倒し、大学日本一を勝ち取る
亜細亜大学・矢野雅哉主将 「他の大学より練習やってきた」
國學院大學・小川龍成主将「後輩たちに何かを残すことができれば」

「今年のチームは、まとまりを強く意識しています。個々の力で見ると他の大学に比べて突出している者はいないのですが、まとまりの部分で他の大学を圧倒したい。春のリーグ戦の中止が決まったとき、ショックは大きかったです。その分、秋にかける思いはさらに強くなった気がします」

直前もオープン戦できず

4月6日から部員は一旦実家へ帰省し、各自がそれぞれの環境で可能な範囲での自主練習を続けた。7月中旬にようやく全員が合宿所に集合。8月には対外試合も再開され、1日に早稲田大学と、2日に社会人のホンダとオープン戦をこなした。ところが、大学関係者に新型コロナウイルス陽性者が出たため、8月6日からまた活動を自粛することになった。12日から練習はできるようになったが、オープン戦が再開されたのは9月5日の慶應義塾大学戦からだった。秋のリーグ戦へ向け、急ピッチでチームを仕上げなければならない。

「なかなかオープン戦ができなかったので、チームはちょっとまだ投打がかみ合っていない状況です。正直、自分もまだバッティングの調子が上がっていないのですが、開幕までになんとか仕上げていきたいです」

天国と地獄を味わう

立正大は、今年の4年生が2年生だった2018年秋、18季ぶり2度目のリーグ優勝を達成、明治神宮大会も制し大学日本一に輝いている。ところが昨年は一転して春5位、秋4位と苦しんだ。日本一の喜びと戦国東都を戦う苦しさの両方を味わうことになったが、チームの結束力はむしろ高まった。

一昨年の大学日本一に貢献した糸川亮太(4年、川之江)、渡部勝太(4年、上尾)、昨年急成長を遂げた倉田希(4年、常総学院)の3本柱に加え、左腕の山本雅也(3年、広陵)もこれまでにリーグ戦3勝を挙げており、投手陣は充実している。野手陣は昨秋のレギュラーの半分以上が卒業したが、高橋主将、昨秋リーグ2位の打率をマークした正捕手・立松由宇(4年、藤代)、長打力とスピードを併せ持つ遊撃手・奈良間大己(2年、常葉大菊川)ら経験値の高いメンバーがそろう。

「投手陣は信頼できるメンバーなので、あとは野手がしっかり点を取って、チームスローガンである『守り勝つ野球』を実現したいです」と高橋は意気込む。
昨秋は4カード目で中央大学に連敗し、目の前で胴上げを許した。
「中央には目の前で優勝を決められた悔しさがあるので、やり返したいという気持ちは強いです」とリベンジを誓う。

躍進には攻撃陣の奮起が欠かせない(立正大野球部提供)

もうひとつ、高橋には負けられない相手がいる。立正大は17年秋に1部復帰してから昨秋までの5シーズンでまだ國学院大學から勝ち点を挙げていない。しかも國学院大の主将は小川龍成。高校3年の夏、高橋のいた健大高崎は、甲子園出場をかけた群馬大会決勝で小川のいた前橋育英に敗れた。個人的にも「國學院には負けたくない」という強い気持ちがある。

「自分は泥臭く、プレーでチームを引っ張っていきたいです。たとえ結果が出ていないときでも、必死にプレーする姿勢でチームを引っ張って、最後までグラウンドに立っていたい」
チームの先頭に立って、泥臭く戦い続けるつもりだ。

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