陸上・駅伝

箱根駅伝、無観客開催へ 関東学連「末永く愛される駅伝競走」のために

前回の箱根駅伝、青山学院大学が2年ぶり5度目の総合優勝を果たした(撮影・藤井みさ)

関東学生陸上競技連盟は9月20日、今年度再開される関東インカレや箱根駅伝など同連盟主催競技会について、新型コロナウイルス感染症拡大抑制のため、すべて無観客で実施することを発表した。競技会の模様はそれぞれWebを通してのライブ配信や、日本テレビで生中継や録画放送することを予定している。

表彰式などの式典も極力縮小

各加盟校に対しても、競技会場への来場は出場選手の他は必要最小限の人数に抑えるとともに、OB、OG、大学関係者、同窓会組織、選手の家族などにもWebやテレビ中継での観戦を呼びかけている。

同連盟の有吉正博会長は「特に、公道を使用して実施させていただく駅伝競走においては、競技場での開催とは異なり決められた出入口での入退場のコントロールができません。駅伝競走開催においても沿道の地元住民の方々のご理解とご協力がなくては成立しません。これまで、駅伝競走は沿道で応援していただくみなさまに育てられてきました。これからも、末永く愛される駅伝競走でありたいと思っておりますので、是非ともご理解ご協力をお願いします」とコメントしている。

そのほかの同連盟の自粛事項としては、今年度の主催競技会は必要最小限の人数で運営し、競技会場への来場は出場選手の他は必要最小限の人数に抑える。出場校の応援団など、集団による応援は実施しない。運営上必要なもの以外に、大学名を示すのぼりや小旗の配布なども実施しない。競技会場および周辺では、主催者が認めている大会公式プログラムやグッズ等の販売活動などの観客サービスは実施しない。競技会場および周辺では、新聞社の小旗や号外、大学新聞、協賛社関連配布物など、運営に必要ではないすべての配布物を禁止する。開会式、閉会式、表彰式などの式典は、極力縮小するか行わないこととしている。

2020年・第96回箱根駅伝特集

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