ラグビー

全勝対決は流通経済大が日本大に快勝、関東学院大は初勝利 関東大学リーグ戦

流通経済大学は前半38分、No.8南太陽がトライを挙げ、坂本侑翼主将らが祝福する(撮影・すべて朝日新聞社)

関東大学リーグ戦

11月14日@セナリオハウスフィールド三郷
関東学院大(1勝4敗)48-21専修大(1勝4敗)
流通経済大(5勝)40-14日本大(4勝1敗)

ラグビーの関東大学リーグ戦は14日、セナリオハウスフィールド三郷で全勝対決があり、流通経済大学が日本大学に快勝して5連勝。日大は4勝1敗。3季ぶりに1部に復帰してきた関東学院大学は5試合目で初勝利を挙げた。

流通経大の内山達二監督は「FW戦になると予想していたが、前半からしっかり止めきった上で、我々のラグビーができた」と満足そうに話した。日大に先手を許したが、前半18分にロックのアピサロメ・ボギドラウ(2年、ラトゥカンダブレブ)のトライなどで追いつき、30分にCTBヴィリアメ・タカヤワ(4年、ケルストンボーイズ)のトライで勝ち越した。FWのセットプレーが安定していたのが大きく、前半終了間際にはNo.8南太陽(2年、大産大附)がサイド攻撃を仕掛けて中央に飛び込み、貴重な追加点を奪った。

「マン・オブ・ザ・マッチ」の流通経大ロックのアピサロメ・ボギドラウ

日大のフッカー藤村琉士主将(4年、京都成章)は「モール、スクラムが押せなかった」と自分たちの強みを出せず、完敗を認めた。後半、自らのトライなどで追い上げようとしたが、傾いた流れは取り戻せなかった。「次戦はしっかり修正して、負けた後の僕たちは強いんで見ていてください」とリーグ戦残り2試合を見据えた。

流経大は後半もFB河野竣太(3年、常翔学園)らが3トライを挙げ、結局、計6トライを奪って昨年敗れた相手に雪辱した。フランカーの坂本侑翼(ゆうすけ、4年、流通経大柏)主将は「ハードワークし、体を当て続けて自分たちのラグビーができた」。21日に3連覇を目指す東海大学と対戦する。内山監督は「(恐らく)全勝対決のゲーム。東海に勝って優勝を決めたい」と楽しみにしていた。

東海大・吉田主将のリーグ3連覇、大学日本一への思い
後半30分にダメ押しのトライを挙げた流通経大のFB河野竣太

1部復帰後初勝利の関東学院大・板井良太監督
「(3日の)大東戦から、ディフェンスのところ、一人ひとりの細かい部分を学生たちに言い続けた。それを試合でしっかり発揮してくた。80分間継続でき、見ていて安心できるゲームだった。次戦に向け、細かいところを丁寧に、激しいタックルを磨きたい」

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