法政ラグビー、中大から6トライ奪ってリーグ戦初白星
関東大学ラグビーリーグ戦1部
9月8日@セナリオH三郷
法政大(勝ち点5) 41-5 中央大(2)
菅平での初戦で日大に敗れた法大は、息つく間もなく2戦目の中大戦を迎えた。後半こそ相手のSHにゲームの主導権を握られたが、1トライしか許さず、今シーズン初勝利を収めた。
強い向かい風の前半、モールで打開
台風の影響か、前半の法大は強い向かい風を受けた。キックを蹴りづらい状況となり、自陣でプレーする時間が長くなったうえにペナルティーを重ねてしまうが、粘り強いディフェンスでトライを許さない。そんな中、相手のペナルティーからゴール前に蹴り出すと、ラインアウトからのモールでゲイン。モールが崩れてできたポイントからブラインドサイドを突き、16分にCTB根塚洸雅(3年、東海大仰星)がファーストトライを奪い、5-0とした。
スクラムでは圧倒する法大だが、なかなか追加点を奪えずにいた。しかしHO濱野隼也(3年、秋田工)がビッグゲインを見せると、34分に根塚から初先発のルーキーWTB南部翔大(京都成章)までボールを回し、トライ。その後、マークを受けながらもポテンシャルの高さを示した根塚が2トライを奪い、24-0で前半を終えた。
相手の流れになっても、粘り強く守った
後半は開始早々に2トライを奪い、順調な滑り出しかと思われたが、相手のSHが交代すると状況が一変する。早い球出しとすばやい展開で圧倒され、9分に初トライを許した。テンポの生まれた中大を止めるので精一杯だったが、しぶといディフェンスで、その後はトライされなかった。ボールを持つ時間は短くなったが、なんとか守りきった。38分にはWTB高橋達也(4年、茗渓学園)が相手のミスから抜け出し、ゴール中央にトライ。41-5で今シーズン初勝利を収めた。
同じ時間に別の会場であった試合で日大が流通経済大を、拓殖大が大東文化大を破り、ますますわからなくなったリーグ戦。法大が“台風の目”となって暴れたいところだ。