7人制女子日本代表候補の黒木理帆、「目標は変わらず、メダルを取るために」
埼玉で合宿している7人制ラグビー女子日本代表候補の黒木理帆(立正大学4年、石見智翠館)が1月23日にオンライン取材に応じた。東京オリンピックの開幕まで半年となり、「私たちはあると信じてやるしかない。目標は変わらず、メダルを取るためにあと半年しかない中でできることは練習。目標に向かってやるだけ」などと話した。
ハレ・マキリ新HCの指導
女子日本代表は2020年暮れにニュージーランド出身のハレ・マキリ新ヘッドコーチ(42)が就任した。黒木は「違った視点から指導してもらっている。意識がいかなかったところを意識するようになった」そうで、例えばタックルだったら、タックルに入る前の段階での効果的な足の運び方など細かい指導を受けているという。
宮崎県の出身。実家が漁業を営んでおり、大学の卒業論文は減少している漁業就業者についてまとめた。埼玉縣信用金庫への就職も内定。1年前は大けがで入院していたため、「去年は絶対にケガから復帰してオリンピックに出るという自分との戦いだった。(今は)チームのみんなとラグビーができている。みんなと一緒に目標に向かっている」。
代表候補には早稲田大学1年の香川メレ優愛ハヴィリ(熊谷女)、日本体育大学1年の松田凜日(國學院栃木)ら若手も増え、「上の先輩たちに頼っていたが、気づいたことがあれば、積極的に発言するようにしている」と意識も変わってきた。バックスとして、「強みはタテ(へ突破)のプレー。アタックで、タテのプレーを1試合2回してビッグゲインする」ことを目標に、オリンピック代表入りを目指す。