ラグビー

女子日本代表のCTB小林花奈子とフッカー小鍛治歩 ワールドカップ見据え準備着々

日本代表候補のCTB小林花奈子(日本ラグビー協会提供)

9月のラグビー・ワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会出場を目指し、和歌山で合宿中の女子日本代表(サクラフィフティーン)候補のCTB小林花奈子(日本体育大学4年、石見智翠館)とフッカー小鍛治歩(Hanazono Hollyhocks)が1月29日にオンライン会見に応じた。

女子日本代表は3月に香港で行われる予定のW杯アジア最終予選でカザフスタンを加えた3チーム総当たりで1位になれば、2大会連続5回目のW杯出場が決まる。二人は日本代表が2019年秋にイタリアと引き分けてスコットランドに勝った欧州遠征メンバーで、W杯に向けても活躍が期待されている。

「W杯で優勝」と日体大の小林

バックスの中核を担う小林は「W杯で優勝することが目標」ときっぱりとチームの思いを語った。4大会ぶりに出場した前回(2017年)は11位だったことを考えれば、大きすぎる目標にも思えるが、「ベスト8を目指すのではなく、優勝を目指すからこそいい結果が生まれる」とその意図を説明した。スピード豊かな攻撃では世界と互角の部分もあるが、「タックルなどフィジカル面ではまだ通用しない」と課題も挙げ、男子の19年W杯で活躍した日本代表のCTB中村亮土(サントリー)のようなプレーを目標にしているという。

日本代表候補のフッカー小鍛治歩(日本ラグビー協会提供)

フッカーの小鍛治は元々、バックスの選手だったが、2019年に就任したレズリー・マッケンジー日本代表ヘッドコーチにすすめられ、FWへ転向したという。「自分も驚いたんですが、やってみようという感じでした。周りの人を生かすことが得意で、フッカーになって自分で当たって持っていくことと、両方するようになりました」

兄妹でスクラム支える

歩は兄の影響で4歳からラグビーを始めた。二つ上の兄は天理大学初の日本一に貢献したプロップ悠太(4年、大阪産大附)だ。全国大学選手権決勝も応援に行ったそうで、昨秋に20歳になった自身の「成人の日」と兄の日本一が重なり、「ちょっといいお店に行きました」。7人制で活躍し、アナン学園高からはり・きゅうなどを学ぶために森ノ宮医療学園専門学校に通っている。兄妹ともにスクラムを最前線から支えるポジションで、天理大のスクラムは参考になるという。「大きい相手にどうやって勝つのか。日本が世界とやる時と状況が似ていて、(天理大が)低さで勝負するのは、同じ感じと思ってみています」

天理大学の日本一に貢献したPR小鍛治悠太(撮影・朝日新聞社)

W杯本番の日程も発表され、日本がアジア1位でW杯へ進めば、1次リーグB組の初戦で9月18日にカナダ、23日に欧州1位、28日にアメリカと対戦することになった。

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