陸上・駅伝

法政大・鎌田航生 学生ハーフ初優勝、箱根駅伝からつながる自信を胸に世界に挑む

ガッツポーズでゴールテープを切る鎌田。初優勝を飾った(すべて撮影・藤井みさ)

第24回日本学生ハーフマラソン選手権大会 

3月14日@陸上自衛隊立川駐屯地内周回コース
1位 鎌田航生(法政大3年)1時間3分00秒
2位 鈴木芽吹(駒澤大1年)1時間3分07秒
3位 島﨑慎愛(國學院大3年)1時間3分08秒

3月14日の日本学生ハーフマラソンで、法政大学の鎌田航生(こうき、3年、法政二)が初優勝を飾り、8月に中国・成都で開催予定のワールドユニバーシティゲームズ(旧ユニバーシアード)のハーフマラソン日本代表に内定した。

強風でもしっかり押し切り自信に

立川駐屯地と昭和記念公園、その近辺を走る例年のコースとは異なり、新型コロナウイルスの影響もあり無観客で立川駐屯地内の周回コースで行われたレース。昨年10月の箱根駅伝予選会も同じコースで開催されていたため、鎌田には経験があった。飛行場ということもあり路面が固いため、後半に伸びにくいことは織り込み済み。それに加えて風も強いし、気温も高い。もともとワールドユニバーシティゲームズの選考レースでもあったので、タイムよりも着順を意識していた。

序盤から先頭集団についた鎌田。集団の中で前に出たり、後ろに下がることはあっても、焦ることはなかった。ホームストレートは向かい風、バックストレートは追い風。交互に風が変化する中で、どのタイミングで勝負をかけようか考えていた。

ラストの直線で大きく外側に出て、他の選手たちを置き去りにした

ラスト1周で先頭が10人ほどに絞られたタイミングで前へ。最後の直線で集団がばらけてスパート合戦になったが、一人力強く飛び出し、そのままガッツポーズでゴールテープを切った。「ラストでしっかり差し切ることができたのは、個人的には良かったです。風が強い中でたれずにしっかり押し切ることができたのは自信につながりました」

箱根で得たものをつなぎ、エースとして引っ張る

鎌田は1月の箱根駅伝1区で、法政大学としては21年ぶりの区間賞を獲得した。スピードレースになると思われたが選手たちが牽制し、スローペースで進んだレース。18km付近、六郷橋すぎで前に飛び出し、ラスト1kmでスパートしてトップでの襷(たすき)渡し。そのときのラストをほうふつとさせるような今回のスパート。「今回のレースにも箱根で得たものが出ていると思う」と自信をにじませた。

笑顔でメダルを手に。エースの飛躍がチームにもいい影響をもたらすか

ワールドユニバーシティゲームズは自身初の世界の舞台となる。「目標は優勝です。今まで出てきた先輩方に負けないような結果を残していきたい」と言いつつも、「正直どれぐらいいけるかわからないので、そこらへんはおいおい考えていきたいです」と少しはにかむ鎌田。新シーズンからは最上級生として、チームのエースとして、後輩たちを1年間引っ張っていきたいと責任感もにじませる。

法政大学は昨年度唯一の駅伝が箱根駅伝だったが、総合17位に沈んだ。エースの大きな活躍がチーム浮上のきっかけとなるだろうか。

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