陸上・駅伝

ハイレベルな日本選手権を制し、東京五輪内定を勝ち取った大学生たち

日本選手権110mH決勝、ゴールしてガッツポーズを取る泉谷(すべて撮影・池田良)

陸上の日本選手権が6月24日から27日の4日間にわたって大阪・ヤンマースタジアム長居で開催された。東京オリンピック参加標準記録を切っている選手は、ここで3位以内に入れば内定という状態で大会に臨んだ。8種目17人が内定をつかみ、そのうち現役大学生は3人。ここでは学生オリンピアンになった3人を紹介する。

3000mSC 三浦龍司(順天堂大2年)

三浦は短期間で2度目の日本記録更新となった

5月9日開催のREADY STEADY TOKYOで8分17秒46のタイムをマークし、日本新記録を18年ぶりに更新するとともに五輪参加標準記録も突破した三浦。日本選手権3日目の3000mSC決勝では積極的な走りで先頭に立つも、6周目の水濠を跳んだ際に転倒。後ろから走ってきた青木涼真(Honda)、山口浩勢(愛三工業)に抜かれるもすぐに抜き返して先頭に立ち、ラスト1周はさらにスパートして加速。8分15秒99でゴールし、自らの持つ日本記録を更新した。

400mH 黒川和樹(法政大2年)

急成長した黒川。プレッシャーに勝ち大舞台への挑戦権を勝ち取った

READY STEADY TOKYOで48秒68のタイムで優勝し、五輪参加標準記録を突破していた黒川。続く5月の関東インカレでも優勝し、歓喜の雄叫びをあげて「1」のポーズを取るなど陽気な姿を見せていた。日本選手権3日目の決勝でも、彼らしい前半から飛ばす走りを見せた。後半は安部孝駿(ヤマダホールディングス)との競り合いとなったが、0秒18差で競り勝ち48秒69で優勝。今回ばかりは「前日から胃が痛かった」とプレッシャーを感じていたことを明かした。

110mH 泉谷駿介(順天堂大4年)

以前13秒1台が目標と語っていたが、それを超える記録に「びっくりしている」とも語った

泉谷は5月の関東インカレ110mH予選で13秒30のタイムをマークし、五輪参加標準を突破した。予選の翌日の決勝では追い風参考記録(+5.2m)ながら13秒05で走った。日本選手権3日目の予選では13秒33(+0.3m)で組1着となり決勝へ。最終日の決勝ではスタートからぐんぐんと伸びを見せ、13秒06(+1.2m)の日本新記録で優勝。今季世界3位の好タイムに会場からはどよめきが起こった。この結果により、女子やり投げの北口榛花(JAL)とともに日本選手権の最優秀選手に選ばれた。走り幅跳び、三段跳びにも取り組んで鍛えた踏み切りとスプリント能力が強みだ。

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