体操・鉄棒で橋本大輝が金 今大会2冠「体操人生にとって大きい」
東京オリンピック(五輪)は3日、体操男子の種目別鉄棒で橋本大輝が優勝した。19歳のエースは個人総合と合わせて今大会2冠を手にした。団体の銀メダルも含めて、三つ目のメダル獲得となる。
日本勢の種目別での優勝は、1984年ロサンゼルス五輪での具志堅幸司のつり輪、森末慎二の鉄棒以来、37年ぶりになる。
予選でただひとり15点台を出して首位通過していた橋本は安定感ある演技で冒頭の手放し技を次々と決め、最後の着地も動かなかった。予選を上回る15・066点を出した。
試合後、橋本は「最後は着地の勝負になると思っていた。いつも通りの力を出すために準備してきた。この大会の経験は今後の体操人生にとって大きいものになる」と語った。
予選6位だった北園丈琉は2度の落下が響き、6位に入った。
=朝日新聞デジタル2021年08月03日掲載