国枝慎吾、車いすテニスシングルスで金メダル 右ひじ故障乗り越え
朝日新聞社
2021/09/04
(最終更新:)
男子シングルス準決勝の第2セット、フォアハンドショットを放つ国枝慎吾=2021年9月2日、有明テニスの森、井手さゆり撮影
男子シングルス準決勝でサーブを打つ国枝慎吾=2021年9月2日、有明テニスの森、井手さゆり撮影
男子ダブルス3位決定戦の第2セット、バックハンドショットを打つ国枝慎吾(手前)。後ろは真田卓=2021年9月3日、有明テニスの森、竹谷俊之撮影
東京パラリンピック第12日の4日、車いすテニスの男子シングルスで第1シードの世界ランキング1位、国枝慎吾(37)=ユニクロ=が決勝で同8位のトム・エフベリンク(オランダ)を破り、2大会ぶり3度目の金メダルを獲得した。
千葉県柏市出身。国枝はパラリンピック初出場だった2004年アテネ大会に斎田悟司と組んだ男子ダブルスで金メダル。シングルスは08年北京大会、12年ロンドン大会と連覇を果たしたが、右ひじの故障もあり、前回の16年リオデジャネイロ大会は準々決勝で敗れていた。バックハンドのグリップやスイングの方向で改良を重ね、18年全豪オープンで3年ぶりの4大大会シングルス優勝を果たして復活。世界ランキングも1位に返り咲き、第一人者として自国開催の東京大会を迎えた。今回は日本選手団の主将も担った。
=朝日新聞デジタル2021年09月04日掲載