野球

特集:2021年 大学球界のドラフト候補たち

西日本工大・隅田は西武が引き当てる 4球団指名に「できすぎ」

4球団から指名を受け、西武が交渉権を得た西日本工大の隅田(撮影・金子淳)

(11日、プロ野球ドラフト会議)

全日本大学野球選手権ギャラリー 初代王者が復活、70回の節目を彩った選手たち

 西日本工大の隅田知一郎(ちひろ)は4球団競合の末に西武に引き当てられた。「高い評価を頂いてうれしい。日本を代表する左腕になり、日の丸を背負って戦えるピッチャーになりたい」

 西武が事前に1位指名を公言。ドラフト会議の様子は校内に設けられた記者会見場で見届けた。1位で名を呼ばれるたびに駆け付けた同期生から拍手とどよめきが湧き、リラックスしていた表情が徐々に引き締まった。4球団指名に「できすぎ。12球団、どこでも頑張れる覚悟だった」。

 西武の印象を「打撃がすごい。打者の方を信じて腕を振りたい」、1年目の目標は「チームに貯金をもたらせる投手、できれば新人王を」と語った。対戦したい打者は「規格外の打撃をされる方」と吉田正尚(オリックス)、目指す投手像に同じ左腕の和田毅(ソフトバンク)を挙げ、「20年間くらいやられている。自分も長いキャリアにしたい」。

(藤木健)

=朝日新聞デジタル2021年10月11日掲載

朝日新聞デジタルで読む(会員登録が必要です)

in Additionあわせて読みたい