陸上・駅伝

名城大、最多5連覇へ自信 ライバルは出遅れを警戒 大学女子駅伝

優勝杯・優勝旗を返還した名城大の選手たち(撮影・加藤秀彬)

 10月31日にある第39回全日本大学女子駅伝に向けた記者会見が30日、仙台市内で開かれた。前回大会で8位以内に入ったシード校の監督が参加した。史上最多タイの5連覇に挑む名城大・米田勝朗監督は「走って欲しいメンバーに故障がなく、体調もよい」と自信をみせた。

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 名城大は1万メートル日本学生記録保持者の小林成美(3年)を最長区間の5区(9・2キロ)に配置した。過去3度の優勝経験がある主将の和田有菜(4年)、高松智美ムセンビ(同)らが前半区間を担う。今年も優勝候補の筆頭だ。

 王者に挑む大学も、優勝への意欲をみせた。

 4年連続で2位が続く大東文化大・外園隆監督は「優勝を狙わないと2位もない。出遅れは絶対だめ」。1区に3000メートル障害日本学生記録の吉村玲美(3年)を置き、序盤で逃げ切る構えだ。

 過去最多の5連覇の経験がある立命館大も闘志を燃やす。杉村憲一監督は「関西学生対校女子駅伝で優勝し、勢いがある。例年より早く仙台入りしてコンディションが良い」と語った。

 大会は31日午後0時10分、仙台市陸上競技場をスタートする。仙台市役所前市民広場まで、6区間計38・1キロを駆け抜ける。

(加藤秀彬)

=朝日新聞デジタル2021年10月30日掲載

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