全日本大学駅伝・当日変更 皇學館大・佐藤6区、札幌学院大・グレ1区へ
今日11月7日8時5分号砲の全日本大学駅伝は朝6時30分に当日のメンバー変更が締め切られ、全25校の選手が確定した。10月27日のメンバーエントリーで競技者8人・補員5人に絞られ、その補員から3人までメンバー変更が可能となっていた。ここでは北海道・東北・北信越・東海・関西・九州代表10校と日本学連・東海学連のメンバーを紹介する。
北海道地区代表 札幌学院大学
札幌学院大学は28回目の出場で過去最高の19位を上回る成績を目指す。外れた幸谷玲弥主将(4年、旭川龍谷)の穴をどこまで埋まられるか。4年生になったローレンス・グレは当日変更で1区へ。爆発力があり、チームに勢いを与えた。
1区 大栁達哉(2年、明成=現仙台大明成)→ローレンス・グレ(4年、札幌山の手)
2区 佐藤匠 (1年、久慈東)
3区 ワング・イブラヒム(1年、札幌山の手)→村上一大(2年、北鷹)
4区 畑中一二(1年、田名部)
5区 千葉友太(1年、一関学院)
6区 渡邊隼翼(1年、清陵情報)
7区 木村一輝(3年、札幌山の手)
8区 宮本蒼人(2年、北海道栄)
補員 倉本皓司(3年、三浦学苑)、吉田光希(2年、聖光学院)、浅水優人(1年、遠軽)
東北地区代表 東北大学
2年連続15回目出場の東北大学は力のある大学院生を要所に起用する。36回(04年)にマークした5時間41分20秒(18位)の大学記録更新を目指す。繰り上げスタートを回避し、最終8区のエース松浦崇之まで1本の襷(たすき)をつなぎたい。
1区 立野佑太(M2年、藤枝東)
2区 井上大輝(3年、安積)
3区 安本尚生(1年、筑波大付)
4区 木村秀 (5年、秋田)
5区 坂本順 (2年、県浦和)→牧野雅紘(4年、富山東)
6区 工藤大介(3年、盛岡三)
7区 脇田陽平(M2年、一宮)
8区 松浦崇之(M2年、越谷北)
補員 三浦大樹(M2年、仙台一)、臼井駿斗(M1年、浅野)、黒須大地(M1年、栃木)、矢嶋由弦(2年、上田)
北信越地区代表 信州大学
国立大としては東北大学とともに2年連続出場の信州大学。エース坪井響己を1区に起用するなど前半重視の布陣から勢いをつけて走りきりたい。20位台が続いており、10位台でのフィニッシュが大きな目標となる。
1区 坪井響己(M2年、狭山ケ丘)
2区 松林直亮(2年、県西宮)→大島宏輝(M1年、熊谷)
3区 上甲和樹(1年、宇和島東)
4区 野部勇貴(M2年、川越東)
5区 林大輔 (4年、奈良)
6区 古石浩太郎(1年、草津東)
7区 石川寛大(3年、長野)
8区 吉岡篤史(3年、筑紫)
補員 小中龍之介(4年、明石北)、落合亮太(3年、清水東)、三林明弥(2年、桃山)、長谷川昂輝(1年、愛知)
東海地区代表(選考会1位) 皇學館大学
5年連続出場で着実に力をつけてきた皇學館大学。総合力で前回の17位を上回る成績も期待できる。3人エントリーされた1年生ら下級生が持ち味を出し切れるか。前回3区を走ったエースの佐藤楓馬は勝負どころの6区に起用される。
1区 山田奏楽(1年、豊川)
2区 鈴木翔也(4年、浜松日体)
3区 笹竹陽希(3年、浜北西)
4区 中川雄斗(1年、伊賀白鳳)
5区 浦瀬晃太朗(1年、鎮西学院)
6区 加藤元紀(4年、宇治山田商)→佐藤楓馬(2年、佐久長聖)
7区 松野颯斗(2年、瓊浦)
8区 花井秀輔(3年、豊川)
補員 上杉泰伸(1年、名経大高蔵)、矢田大誠(2年、海星)、毛利昂太(1年、神港学園)、岩島昇汰(1年、益田清風)
東海地区代表(選考会2位) 岐阜協立大学
5大会ぶりに戻ってきた岐阜協立大学。10000m29分台の榊原陸を3区、渡辺翔哉を8区にエントリーし、7区の大橋光太郎主将と4年生の走りに期待したい。2019年に岐阜経済大から校名変更して初めての伊勢路だ。
1区 中尾啓哉(3年、高岡向陵)
2区 加藤凌平(3年、益田清風)
3区 榊原陸(4年、報徳学園)
4区 鵜飼蓮 (2年、守山)
5区 伊澤葵 (2年、浜松商)
6区 天野佑哉(1年、益田清風)
7区 大橋光太郎(4年、龍谷富山)
8区 渡辺翔哉(4年、中京学院大中京=現中京)
補員 高嶋翔太(3年、高岡商)、村松俊哉(3年、浜松商)、黒木翔太(1年、益田清風)、平田壮馬(1年、比叡山)、宮山悠希(1年、高知中央)
関西地区代表(選考会1位) 立命館大学
関西の雄、立命館大学は21年連続33回目の出場。ただ一人10000m28分台の記録を持つ山田真生を1区にエントリーし、スタートダッシュにかける。2区に入った高畑凌太も力がある。途中区間の下級生が踏ん張り、8区で待つ永田一輝主将へつなぎたい。
1区 山田真生(3年、中京学院大中京=現中京)
2区 高畑凌太(4年、草津東)
3区 大森駿斗(1年、智弁学園奈良カレッジ)
4区 安東竜平(3年、山梨学院)
5区 谷口晴信(2年、網野)
6区 山﨑皓太(1年、洛南)
7区 中田千太郎(1年、智弁学園奈良カレッジ)
8区 永田一輝(4年、豊川)
補員 松嶋陸(3年、須磨学園)、松山旭良(3年、京都外大西)、森田健太郎(3年、南陽)、北辻巴樹(2年、清風)、榎本隆之介(1年、智弁学園奈良カレッジ)
関西地区代表(選考会2位) 関西学院大学
3年連続出場の関西学院大学は3区に上田颯汰をエントリー。前回は区間6位の力走でチーム順位を22位から17位へ上げ、18位フィニッシュの原動力になった。日本インカレ10000mでは日本人トップの5位入賞。上級生になり自信の走りをみせられるか。
1区 井手翔琉(3年、熊本一)
2区 佐藤良祐(2年、東北学院)
3区 上田颯汰(3年、関大一)
4区 清水皓太(1年、県西宮)
5区 水口涼 (4年、岩国)
6区 中尾心哉(1年、智弁学園奈良カレッジ)
7区 今井由伸(3年、報徳学園)
8区 守屋和希(2年、県西宮)
補員 富家慈就(4年、豊浦)、松尾侑介(3年、福岡大大濠)、田中優樹(2年、報徳学園)、日隈達也(2年、萩)、八木悠晟(1年、関大北陽)
関西地区代表(選考会3位) 大阪経済大学
3大会ぶり23回目出場の大阪経済大学は主将の須田真生(4年、大阪桐蔭)に続き副将の片山蓮(3年、東海大大阪仰星)もメンバーから外れた。総合力で挑むためには、8区の中角航大ら半分以上エントリーされた下級生の踏ん張りが欠かせない。
1区 島野和志(2年、京都両洋) 14分43秒05
2区 坂本智基(2年、智弁学園奈良カレッジ)30分42秒94
3区 佐々木凜太郎(3年、関大北陽) 30分13秒62
4区 藤原亮太(4年、三田祥雲館) 30分33秒21
5区 楠本拓真(3年、興国) 30分40秒43→藤村晴夫(1年、大阪)
6区 寺谷光汰(1年、飾磨工) 31分44秒50
7区 杉本平汰(2年、興国) 31分24秒61
8区 中角航大(2年、履正社) 30分8秒37
補員 真鍋友貴(4年、大塚)、杉本翔(3年、関大北陽)、井上瑞貴(2年、三田松聖)、木本悠翔(2年、相生)
中四国地区代表 環太平洋大学
2大会ぶり2回目出場の環太平洋大学は力のある片山直人を1区に入れてきた。8区で待つ杉原健吾主将まで関東勢にくらいついていきたい。3、4区に土倉兄弟がエントリーされ、兄から弟への襷リレーが見られるか。
1区 片山直人(3年、広島皆実)
2区 脇健斗 (2年、尽誠学園)
3区 土倉稜貴(4年、水島工)
4区 土倉光貴(2年、水島工)
5区 山﨑大空(2年、広島皆実)
6区 林本涼 (2年、鳥取城北)
7区 勝部遼 (1年、明誠)
8区 杉原健吾(3年、開星)
補員 小山太一(4年、新田)、折野僚紀(3年、徳島科技)、中島太陽(2年、鶴翔)、白玖侑也(2年、神港学園)、中川大智(2年、南宇和)
九州地区代表 第一工科大学
この春、第一工業大から第一工科大学へ校名変更し、2年ぶり25回目の出場。日本インカレ5000mで4位入賞のモロッコからの留学生アニーダ・サレーを1区に配し、強豪にくらいついていきたい。4区エントリー小山侑紀の「地元」での走りも楽しみだ。
1区 アニーダ・サレー(3年、ドリスプレミア)29分47秒17
2区 谷口一希(2年、樟南) 30分35秒76
3区 松本陸生(1年、出水中央) 34分24秒27
4区 小山侑紀(4年、豊川工=現豊川工科)31分52秒92
5区 村島蒼太(4年、鎮西学院) 31分37秒64
6区 中野翔麻(3年、指宿商) 32分28秒23
7区 東汰騎 (1年、樟南) 31分42秒95
8区 前原匠(3年、鹿児島実) 31分58秒94
補員 大野海斗(4年、高鍋農)、金丸翔星(2年、鹿児島)、村島望海(2年、鎮西学院)、柿原幹太(1年、飯塚)、竹上直希(1年、開新)
日本学連選抜
日本学連選抜で10000m28分43秒55と持ちタイムトップの久保田徹は4区にエントリーされた。大東文化大は箱根駅伝出場を逃し、全国の舞台で実力を示したい。終盤に配置された足立舜、吉岡龍一ら国立大勢の走りにも注目したい。
1区 亀田仁一路(関西大2年、姫路商)
2区 松倉唯斗(山梨学院大4年、明成=現仙台大明成)
3区 巻田理空(神奈川大2年、松山商)
4区 久保田徹(大東文化大2年、聖望学園)
5区 福永恭平(広島経済大3年、三木)
6区 時岡宗生(京都産業大3年、美方)
7区 足立舜 (京都大4年、膳所)
8区 吉岡龍一(九大 M1年、徳山)
補員 金綱航平(北海道大M2年、札幌第一)、佐伯健太(仙台大4年、仙台二華)、渡部遼太郎(新潟医療福祉大1年、三条)、山崎達哉(広島経大 4年、玉野光南)、宮本大紀(広島大4年、舟入)、柴田栗佑(4年、鹿児島大)
東海学連選抜
東海学連選抜も実力者がそろっている。名古屋大勢から力がある愛知工大勢へつなぐ組み立てで勢いに乗れるか。鵜飼涼矢が6区、雄矢が7区にエントリーされた。高校も大学も違う兄弟が襷を渡せるかも見どころの一つになる。
1区 重田直賢(名古屋大3年、生野)
2区 勝田哲史(名古屋大M1年、広島皆実)
3区 深谷涼太(愛知工大3年、豊明)
4区 渡邉大誠(愛知工大3年、愛知黎明)
5区 河﨑憲祐(名古屋大2年、大津緑洋)
6区 鵜飼涼矢(中部大4年、愛知)
7区 鵜飼雄矢(中京大1年、中京大中京)
8区 堀田翔紀(愛知工大4年、惟信)
補員 西岡大志(至学館大2年、知多翔洋)、鈴木雄登(中京大3年、中京大中京)、篠原理玖(静岡大4年、富士)、可児大晟(愛知大2年、美濃加茂)、脇田航輝(名城大2年、岐阜北)