失敗した4回転-3回転の真価 宇野昌磨「しっかり跳ぶ癖が必要」
北京五輪のフィギュアスケートは8日、男子ショートプログラム(SP)があり、日本の宇野昌磨が105・90点の自己ベストをマークし、3位発進した。演技後の報道陣との主なやりとりは、次の通り。
――演技を振り返って。
(手をつく)失敗っていうのが一つあったじゃないですか。でも、やはりGOE(出来栄え点)の大切さというのは、点数を見ると感じますね。フリップ、アクセル、その二つが団体より良いジャンプだったので、総合して、団体戦と同じくらいの点数が出た。4回転―3回転で手をつきましたけど、それ以上に、それを補う加点が他にあったというところだと思います。
――GOEをつけるためにやってきたことは。
ジャンプを降りた後に、毎回同じステップをしていたんですけど。ちょっとアレンジをするなどの練習をしてきてはいたんですけれども。今回のフリップ、アクセルに関しては、どっちかっていうと、着氷の後というよりも、ジャンプそのものが自分のなかで練習でも良いジャンプができていたから、GOEがたくさんもらえたのかなと思いますし。まだGOEっていう面に関しては、やり始めたばっかり。全然、自分の思い描いているところに届いていないので、今後も含め、今大会もそれを意識しつつ頑張っていきたいなと思います。
=朝日新聞デジタル2022年02月08日掲載