日本、悲願の金メダルへ カーリング女子「決勝に見合ういい試合を」
劇的な準決勝の勝利で史上初の決勝進出を決めて一夜。
北京五輪カーリング女子日本代表の選手たちは19日、20日の決勝と同じ会場で練習に臨み、軽く汗を流した。
練習には藤沢五月と鈴木夕湖、吉田夕梨花、それにリザーブ(控え)の石崎琴美が参加した。練習に加わるかは「個々の判断」にゆだねられ、吉田知那美は休養を優先したといい、欠席した。
選手たちは、決勝の対戦相手となる英国が先に練習しているリンク脇でストレッチをした後、20分間氷の上で練習した。
リラックスした表情で、コーチ陣と話し合いながら、ストーンと氷の状態を確かめるように両サイドからショットを試していた。
藤沢は「今日は心と体をリフレッシュして、男子の決勝や女子の3位決定戦を見ながら、いい緊張感で明日に備えたい」と話した。
会場内にはこの日、表彰台もお目見えした。
日本は前回の平昌五輪で3位決定戦で英国を下し、銅メダル。「(表彰式の)予行演習をやっていて、4年前の表彰式を思い出した。決勝の舞台に立てるのは誇りに思うし、それに見合ったいい試合を見せたい」と意気込んだ。
日本が初めて挑む決戦の舞台は20日午前10時5分から。悲願の金メダルをかけ、英国と対戦する。
(畑宗太郎)=朝日新聞デジタル2022年02月19日掲載