早稲田大学の長田智希主将ら3選手が埼玉ワイルドナイツへ、初代王者狙う強豪
ラグビー・リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツは2月21日、2022年度の新加入選手を発表した。早稲田大学の長田(おさだ)智希主将(4年、東海大仰星)ら3選手で4月1日から公式戦に出場できる。
東海大仰星では高校日本一の主将
埼玉は昨シーズンの最後のトップリーグを制し、生まれ変わったリーグワンの初代王者を狙う強豪。センターの長田は東海大仰星(現・東海大大阪仰星)高3年の時に全国高校大会で優勝したチームを主将として引っ張った。その後、東福岡高から直接、埼玉入りしたNo.8福井翔大らとアイルランドに遠征する高校日本代表に選ばれた。このチームの主将だった福井はけがで遠征不参加となり、長田はU19アイルランド代表との最終戦でゲーム主将を務め、40-24で金星を挙げている。
早大入りした長田は1年生から活躍し、2年生では全国大学選手権決勝でトライを挙げるなど早大の11大会ぶりの大学日本一に貢献、最後のシーズンは選手権準々決勝で明治大学に敗れて8強だった。長田は「素晴らしい環境とトップレベルの選手・スタッフがいるこのチームの一員になれたことを嬉(うれ)しく思います。この場所で選手としてさらに成長し、チームの力になれるように全力を尽くします」などとコメントした。すでに埼玉の主力で日本代表にも招集された同年代の福井ら強力なメンバーに少しでも早く加われることを目指す。
川崎清純と橋本吾郎には大きな飛躍期待
同じバックスからは関東学院大学副将の川崎清純(4年、盛岡工)も加入。FWからは中央大学の副将を務めたロック/フランカー橋本吾郎(4年、正智深谷)が地元のチームに加わる。川崎は7人制日本代表の経験もある身長191cmの大型ウィング/フルバックで、2人ともポテンシャルが高く大きな飛躍が期待されている。