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特集:第74回全日本大学バスケ選手権

白鷗大、接戦制して4大会連続で決勝へ 最大のライバルを前に「準備万端」

第4クオーター終盤にシュートを放つ白鷗大の桐原(6番、すべて撮影・小俣勇貴)

第74回全日本大学バスケ選手権 女子準決勝

12月10日@ 国立代々木競技場 第二体育館(東京)
白鷗大学 89ー80 愛知学泉大学

バスケットボールのインカレは12月10日、女子の準決勝があり、白鷗大が愛知学泉大を下し、4大会連続で決勝に駒を進めた。11日の決勝は、4大会連続で東京医療保健大との顔あわせになった。

第4クオーター(Q)残り1分57秒。2点を追う白鷗大は、桐原麻尋(3年、明秀学園日立)の果敢なドライブからのシュートが決まり、ファウルももらった。フリースローも沈めて逆転に成功した。

ここから、相手に1点も与えなかった。199cmの長身センター、オコンクウォ・スーザン・アマカ(2年、桜花学園)も最後まで集中力を切らさず、ゴール下で存在感を発揮し続けた。9点差で相手を振り切り、決勝進出を決めた。

第4クオーター終盤にゴール下で競り合う白鷗大のオコンクウォ

今年の関東大学リーグで初優勝。女王として臨んだインカレは厳しい戦いが続いた。

初戦となった決勝トーナメント2回戦の日本体育大学戦から、準々決勝の大阪体育大学戦、そしてこの日と、第4Qまで競り合いが続く試合を3日連続で勝ち抜いてきた。

「勝ててほっとしています。やっと決勝に来れらた」

主将の鈴置彩夏(4年、聖カタリナ学園)は苦笑いで振り返った。

第4Q、ボールを運ぶ白鷗大の鈴置(4番)

決勝の相手は過去3大会、決勝で敗れている東医保大。「3点シュートもよく決まるし、中心選手が調子をあげてきている。私たちはチャレンジャー。明日もしっかり自分たちのやるべきことをやれば勝てる。そう信じて、楽しんで、思い切りプレーしたい」

6大会ぶりの頂点へ。鈴置は力強く言った。

「準備万端です」

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